Supercomputer/Introduction - 3 Oct 2003

Introduction to supercomputer system at RCNP

[English]

大阪大学核物理研究センター (RCNP) では、 スーパーコンピューターシステムとして NEC SX-5 を運営しています。

このシステムは、 大阪大学サイバーメディアセンター(旧大型計算機センター)、 大阪大学レーザー核融合研究センター、及び RCNP の共同で運用されています。 現行機の NEC SX-5 は 2000 年 12 月 26 日に導入され、 2001 年 1 月 5 より正式運用が開始されました。

NEC SX-5 はベクトルパラレル型スーパーコンピューターです。 同じく 3 センター共同で 1997 年 1 月より 2000 年 12 月まで運用されて来た、 NEC SX-4 の後継機にあたります。


利用資格と申請について

RCNP スーパーコンピューター・システムの利用資格は、 RCNP の汎用計算機システムと同様、学際領域を含む、広義の核物理の、 実験的および理論的研究を行なっている研究者であることです。 利用資格の詳細については こちら をご覧下さい。

スーパーコンピューター・システムの申請にあたっては、まず 汎用計算機システムのアカウントを取得していることが条件となります。 これらのシステムへの申請については、 Computer and Network Group のページ の説明に従ってください。


システム構成、利用にあたっての注意など

システムの構成などについては、 「利用の手引き」 を参照して下さい。

RCNP ユーザは、全システム (16 プロセッサ× 8 ノード) の内、 RCNP で管理している部分 (RCNP ノード: 1 ノード) と サイバーメディアセンター (CMC) で管理している部分 (CMC ノード: 6 ノード) を利用可能です。 RCNP ノードはシングル・プロセッサ上の計算に、 CMC ノードは並列計算に使用されます。 上記「利用の手引き」では、RCNP ノードの利用についてまとめられています。 CMC ノードの利用の際には CMC のページ の案内に従ってください。 並列計算のための利用の手引き 「利用の手引き (3)」 は現在作成中です。

利用にあたっては、ベクトル・並列計算機としての特性を考慮して、 効率のよいプログラミングと計算を心掛けて下さい。 特にベクトル化率の低いプログラムでは、ワークステーション等と 比べてスーパーコンピューターを使用するメリットは殆んどありません。

ベクトル化、並列化については、 次のページに役立つと思われる情報をまとめてあります。

ベクトル化に適していないアルゴリズムの場合には、計算サーバも 用意されているので、そちらを利用することを推奨します。 RCNP メインシステム (senri) から NQS (ネットワーク・キュー・システム) を介してバッチ・ジョブを投入することによって使用できます。 詳細は次のページをご覧下さい。


Computer and Network Group, Research Center for Nuclear Physics, Osaka University 2003