Supercomputer - Update 10 Oct 2003

利用の手引き (その 2): Applications and libraries

Ver.0.2 (6 Mar 2003)

[ English ]

以下は、利用にあたっての基本的事項の続きで、 アプリケーションやライブラリなどについて述べています。

数値計算ライブラリのマニュアル

アクセスにはスーパーコンのアカウントが必要です。

アプリケーションの利用方法について

(NEC 提供資料より)


cshを基本として例を挙げます。
また、特に断り書きがない場合は、SX5を基本にしています。

 1.STREAM
   環境設定
    set path=(/usr/apl/bin $path)
   実行コマンド
    stream211V < input.dat > stdout

   (*)input.dat は、入力データファイル。
      stdoutは、標準出力ファイル。

 2.LS−DYNA
   環境設定
    set path=(/usr/apl/bin $path)
   実行コマンド
        1CPUの場合
     ls950 i=input.dat
    2CPUの場合
     ls950 i=input.dat ncpu=2

   (*)input.dat は、入力データファイル。
      マルチプロセッサ利用の場合、4CPU
      まで推奨。

 3.TotalView
   環境設定
    set path=(/usr/apl/bin $path)
       ワークステーション側
     xhost +
    SX5側
     setenv DISPLAY ews:0
     または、
     setenv DISPLAY xx.xx.xx.xx:0
   実行コマンド
    totalview &

   (*)ewsは、ワークステーション名。
      xx.xx.xx.xxは、IPアドレス。
      また、解析対象プログラムのコンパイル時に
      -gオプションの指定が必要。

   (注)TotalViewのver1.0には、以下の機能制限があります。
     ・fork()/execve()を使うプログラムのデバッグ
     ・共有並列プログラムのデバッグ
      (OpneMP、マクロタスク、マイクロタスク)
     ・MPIプログラムのデバッグ
     ・HPFプログラムのデバッグ
     ・C++/SXプログラムのデバッグ

 4.Gaussian98
   環境設定
    setenv GAUSS_EXEDIR /usr/apl/g98
   実行コマンド
    ${GAUSS_EXEDIR}/g98 < input.com >& stdout

   (*)input.com は、入力データファイル。
      stdoutは、標準出力ファイル。

 5.MSC.NASTRAN
   環境設定
    set path=(/usr/apl/bin $path)
   実行コマンド
    nast707r3 input.dat

   (*)input.datは、入力データファイル。

 6.IMSL
   環境設定
    source /usr/apl/imsl/CTT2.1/ctt/bin/cttsetup.csh
   実行コマンド
    f90 $F90FLAGS -o sample sample.f $LINK_F90

 7.NAG
   環境設定
    特になし。
   実行コマンド
    f90 -Pstack sample.f -L/usr/apl/MathKeisan -llapack -lblas -lnag

   (*)MathKeisanに含まれている、LAPACK、BLASは、SX5用にチューニング
      されたものです。


 8.Cernlib

  環境設定
   特に無し
  ライブラリ格納場所 
   /usr/apl/CERNLIB98 配下に格納しています。

  但し、核物理ノード(SX57)には、上記に加え/usr/apl/CERNLIB97a
  も存在します。
  (SX41には、CERNLIB97aが存在したため、そのまま移行しました)

 実行コマンド
    f90 sample.f -L/usr/apl/CERNLIB98 -lpacklib


  -- CERNLIB2000 --

   Cernlib2000 については、現在移植作業中です。

   動作評価の終わった機能から、部分リリースされています。

   CERNLIB2000の MATHLIB, PHTOOLS が下記ディレクトリにインス
   トール済みです。

 /usr/apl/CERNLIB2000:
 -r--r--r--    1 bin      bin        19816628 Feb 19 16:05 libmathlib.a
 -r--r--r--    1 bin      bin          211576 Feb 19 17:07 libphtools.a


 リンク方法は下記のようにパス指定で行います。
 (全環境が揃っていないことと、 CERNLIB が 3種類混在していることから
  標準ディレクトリ(/usr/lib)へのシンボリックリンクはしてありません)

 f90 test.f -L/usr/apl/CERNLIB2000 -lmathlib -lphtools

      or

 f90 test.f /usr/apl/CERNLIB2000/mathlib.a /usr/apl/CERNLIB2000/libphtools.a


 その他のライブラリの現在の進捗状況については、こちらをご覧下さい。

  (Cernlib2000: 6 Mar 2001) 



ベクトルレジスタ長の256/512のオブジェクトや実行ファイルの見分け方

(NEC 提供資料より)

file コマンドを使用することで簡単に判別することが可能です。

例えば、ベクトルレジスタ長が256でも512でも動作可能なオブジェクトや
実行形式ファイルは、fileコマンドによって
  SUPER-UX executable (SX-5) not stripped uses floating point data 512G
Layout
  large paging VL512
と言うように最後に"VL512"と表示されます。

ベクトルレジスタ長が256でのみ動作可能なオブジェクト、実行形式ファイル
の場合は何も表示されません。
SUPER-UX executable (SX-5) not stripped uses floating point data 512G Layout
  large paging

また、ベクトルレジスタ長512でのみ動作可能なオブジェクト、実行形式ファイ
ルの場合は、
  SUPER-UX executable (SX-5) not stripped uses floating point data
  512G Layout large paging VL512 Only
と表示されます。

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Computer and Network Group, Research Center for Nuclear Physics, Osaka University 2000, 2001