ロードレベラ について



・ロードレベラとは

IBMロードレベラ(IBM Load Leveler)は、単一あるいはネットワークに接続された複数のマシンで、
投入されたバッチジョブをマシンの負荷状況等を監視して自動的にスケジューリングするジョブ管理ソフトウェアです。

・ジョブ・クラスと実行ノードについて

ロードレベラでジョブを実行する場合は、予め設定されているジョブ・クラス名を指定する必要があります。
各クラスには、ジョブの最大CPU利用時間や最大メモリ使用量などの属性が設定されており、その制限を
超えるようなプロセスを実行する事が出来ない、あるいは、実行中に強制終了されます。

バッチジョブを実行するマシンは、クラスに対しての同時実行数やノード上で実行可能なバッチジョブ数が
定義されています。

・ロードレベラ・ジョブクラス一覧

グループ ジョブクラス ジョブ
グループ
CPU時間 使用メモリサイズ
(デフォルト)
最大使用可能
(メモリサイズ)
最大同時実行数
(タスク数)
トータル同時実行数
(タスク数)
核理1A AS A 1 時間 1GB 64 GB 4 64
AM 24 時間 1GB 64 GB 12
AL 30 日間(720時間) 1GB 64 GB 14
核理1B BS B 2 時間 1GB 64 GB 4
BL 30 時間 1GB 64 GB 22
核理1C CS C 1 時間 1GB 64 GB 2
CM 7 日間(168時間) 1GB 64 GB 8
CL 14 日間(336時間) 1GB 64 GB 2
理論 DS D 30 分 1GB 64 GB 6
DM 1 日間(24時間) 1GB 64 GB 6
DL 30 日間(720時間) 1GB 64 GB 12

○各ジョブクラスの使用メモリサイズのデフォルトは1GBに設定されています。
  JCF(ジョブコントロールファイル)にメモリサイズを指定することで最大で64GBのメモリを使用することが可能です。
○クラスの選択について・・・・・ 例えば核理1Aのユーザなら、”AS” “AM” “AL” の中から使用するジョブクラスを選択します。
○システム全体で最大64個のジョブを同時実行可能です。
○Lグループ(AL,BL,CL,DL)へサブミットされたジョブには以下のペナルティが付与されます。
  Lグループへサブミットされたジョブは {ユーザが実行中ジョブ数} * 3600秒 のペナルティ付きでジョブ実行待ち行列へ登録されます。

  例えば、既に2つのジョブを実行中のユーザが新たなジョブをALクラスへサブミットした場合では
  {ユーザ実行中ジョブ数} * 3600(秒) = 2 * 3600 = 7200(秒) のペナルティを付与され、
  7200秒(2時間)以内にサブミットされた他のジョブに追い越される可能性があります。

  ※ 最大ジョブ実行数を超えていない場合は ジョブがLグループへサブミットされた場合でも サブミット後すぐに実行されます。
  ※ ユーザの実行中ジョブ数は5分毎に再チェックされペナルティが再計算されます。


・ジョブ実行時間別のグループ定義

ジョブクラス グループ グループ
同時実行数
クラス別
NICE値
(-20〜19)
AS S 16 -20
BS
CS
DS
AM M 24 -10
CM
DM
AL L 32 0
BL
CL
DL

○Sグループ(AS,BS,CS,DS)のジョブは同一グループのジョブ合計で最大16個のジョブを同時実行可能です。
○Mグループ(AM,CM,DM)のジョブは同一グループのジョブ合計で最大24個のジョブを同時実行可能です。
○Lグループ(AL,BL,CL,DL)のジョブは同一グループのジョブ合計で最大32個のジョブを同時実行可能です。
○CPUを超えるジョブが同時に実行される場合は S > M > L (AS,BS,CS,DS > AM,CM,DM > AL,BL,CL,DL) の優先順位でジョブへのCPU割当時間が調整されます。


・研究グループ別のグループ定義

ジョブクラス グループ グループ
同時実行数
AS A 30
AM
AL
BS B 22
BL
CS C 12
CM
CL
DS D 24
DM
DL

○Aグループ(AS,AM,AL)のジョブは同一グループのジョブ合計で最大30個のジョブを同時実行可能です。
○Bグループ(BS,BL)のジョブは同一グループのジョブ合計で最大22個のジョブを同時実行可能です。
○Cグループ(CS,CM,CL)のジョブは同一グループのジョブ合計で最大12個のジョブを同時実行可能です。
○Dグループ(DS,DM,DL)のジョブは同一グループのジョブ合計で最大24個のジョブを同時実行可能です。



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