http://www.rcnp.osaka-u.ac.jp/Divisions/np1-a/daq/DAQuchi/daq_manual.txt DAQ立ち上げの手順 更新履歴 Ver 2.0 2004年6月25日 Section 3.5 SSDの設定の部分を変更 (内田) Ver 3.0 2006年6月12日 計算機更新(kasuga -> asagi)による記述変更 (民井) 0. グループアカウントを作成する 計算機室ホームページ http://www.rcnp.osaka-u.ac.jp/Divisions/CN/computer/apply/apply_com.html データディスクの作成を依頼する。 核理Iホームページ http://www.rcnp.osaka-u.ac.jp/Divisions/np1-a/daq/work/index.html 以上の作業は実験前に、充分時間に余裕をもって対応すること。特に土日 や夜間には対応できないので注意。 1. ホームディレクトリに DAQに必要なファイルをコピーする。 asagi1 にログインする。 アカウントをはじめて実験に使用する場合、asagi1 で以下のコマンドを実 行すれば、必要なファイルは全てコピーされる。 asagi1> /home/tamidaq/daq/bin/daqsetup ~/.cshrc を編集して path に ~/daq/bin および ~/udaq/bin を 加える。例えば下記の行を加える。 set path = ( ~/daq/bin ~/udaq/bin $path ) その後 login しなおすか、 > source ~/.cshrc を実行する 2. asagi1上でGUIを立ち上げる。 > daq mcp frc03 のリモート接続許可 GUIから Window -> VME -> GR を選択、アカウント quser のパスワードを入力する。 (frc03にログインした状態となる) frc03 の ~/.rhosts を emacs コマンド等により編集し、asagi1 の実験 アカウントからの接続を許可する様に書き換えて保存する。 書き換え方は、ファイルの中身を見れば自明。 以後、fr03/frc02等にログインする場合にパスワードは聞かれなくなる。 frc08(LAS)は別システムを使用しているので、同様の作業が必要。 3. 回路系の初期化 3.1 GR triggerの初期化 GUIで以下の操作を行う。 a) Window -> VME -> GR b) 開いたターミナルで以下のコマンドを入力 > triginit 実験の条件に合わせた設定を選択する。 3.2 GR FERA,3377/ LAS FERAの初期化 GUIで以下の操作を行う。 a) Window -> VME -> 2ndLevel b) 開いたターミナルで以下のコマンドを入力 > ferainit_gr > ferainit_las > 3377init_gr 注意:3377init_grを行う際にはGrand Raiden出口フランジ付近にある VMEクレートにおいてK2917に接続されているK-BUSをつけ変える 必要がある。 注意: VMEの故障により、2006年6月現在、2ndLevel の VMEの代わりに LASのVME (frc08)が使用されています。 3.3 LAS trigger, 3377の初期化 GUIで以下の操作を行う。 a) Window -> VME -> LAS b) 開いたターミナルで以下のコマンドを入力 > triginit_las > 3377init_las 注意: VMEの故障により、2006年6月現在、2ndLevel の VMEの代わりに LASのVME (frc08)が使用されています。 LASの初期化にはこのボードを移動する必要があります。 3.4 BLP回路系の初期化 GUIで以下の操作を行う。 a) Window -> VME -> BLP b) 開いたターミナルで以下のコマンドを入力 > blpinit 3.5 SSD(中性子検出器)を用いる実験におけるセルフトリガーの設定 GUIから Window->VME->GRでターミナルを開く。 GRのターミナルにおいてコマンドで条件を設定する。 コマンドは外付のFERA(またはFERA類似)の台数およびp2pモードで異なる。 以下にそれぞれの場合でのコマンドを示す。 (詳細情報 http://www.rcnp.osaka-u.ac.jp/Divisions/np1-a/daq/Trig/index.html) 1) 外付FERAが1系統 (e164 etc...) GRとSSDのみを用いる実験に対応 A. grc_sngl <- GR single trigger 設定 B. grc_test <- self trigger の設定 C. grc_std <- coincidence trigger の設定 2) 外付FERAが2系統 (e173, e186, etc...) GRとSSD+中性子検出器を用いる実験に対応 A. grc_2f_sngl <- GR single trigger 設定 B. grc_2f_test <- self trigger の設定 C. grc_2f_std <- coincidence trigger の設定 3) LAS(p2p mode)と外付FERAが2系統 (e148 etc...) GRとLAS+SSD+中性子検出器を用いる実験に対応 B. glc_test <- self trigger の設定 C. glc_std <- coincidence trigger の設定 4. DAQシステムの起動 GUIで以下の操作を順番におこなう。 a) DAQ -> Init b) DAQ -> Start 最終的に5つのWindowが開けばDAQの準備完了。 (Error Log, GR collector, BLP Log, BLP Recieve, Builder) 5. 実験中のDAQの定常操作(通常のDAQは5.1-5.6の項目を繰りかえす) 5.1 データ取得(RUN)の開始 5.1.1. レコーダの起動(データを保存する場合。保存しない場合は省略。) asagi1で レコーダを起動する。 asagi1> cd <データディスク上のディレクトリ> asagi1> run には数字を入れる。通常4桁。 ※ このコマンドは、カレントディレクトリに実験データを保存する。 ホームディレクトリにデータを保存するとクォータをオーバーする 可能性があるため、あらかじめデータディスクを申請(0.項参照)し、 データディスクに直接データを保存すること。 5.1.2 DAQプログラム開始 asagi1からコレクタにスタート信号を送る。 asagi1> rstart , 5.1.3 run controlerのStartボタンをを押す。 ※ run controler はこの説明書の範囲外であるが、mars にquserでログインし、 mars> run_control のコマンドを実行することで立ち上がる。起動後Setup ボタンを押す。 5.2 データ取得(RUN)の停止 5.2.1 run controlerのStopボタンを押す。 5.2.2 DAQプログラムの停止 asagi1からコレクタにストップ信号を送る。 asagi1> rstop 5.2.3 レコーダの終了(データを保存する場合。保存しない場合は省略。) asagi1でレコーダを終了させる。 asagi1> run end 6. DAQシステムの終了 GUIで以下の操作を順番におこなう。 a) DAQ -> End b) DAQ -> Exit 7. GUIの終了。 GUIで以下の操作を行う。 File->Exit 8. 補遺とトラブルシューティング 1) daq mcp によって起動される GUI は、メニューが選択されると、 ~/daq/bin/daq のシェルスクリプトを起動する。 動作に問題がある場合には、シェルスクリプトの各コマンドを順に マニュアルで実行し、問題が生じている個所を特定すると良い。 2) 2006年3月の計算機更新以後は、frc03 の ~/.rhosts のファイルを実験 毎に編集する必要がある(上記 2. 項を参照) 3) asagi1 のアカウント上に、~/log のディレクトリが存在しないとうま く動作しないトラブルが生じたことがある。Init 時に途中で終了する プログラムがある(ためWindowの数が足りなくなる)。また、 connection refused の様なエラーが生じる。 1. の daqsetup を実行すると、自動的に ~/logディレクトリが作成され る。 また、2006年6月以後のDAQのファイルをコピーした場合には、 daq/bin/daq のシェルスクリプトに、~/logディレクトリが存在しない場 合に自動的に作成する記述が追加されている。 古いDAQファイルをマニュアルでコピーした場合には、この症状が発生 することがあるので、その場合は、マニュアルで、~/log のディレクト リを作成すれば良い。 4) 2006年3月の計算機更新以後、グループアカウントは、共通アカウントと 同じホームディスクに作成されている。(asagi1のローカルディスクでは ない) この為、実験後にファイルを削除する必要がないが、ホームディレクト リのクォータを越えると実験データが保存できなくなる。 あらかじめ、データディスクを申請(0.項参照)し、データディスクに直 接データを保存すること。 以上