www-server:/usr/www/docs/Divisions/np1/tamidaq/info/daq_manual_las_blp.txt.v1.0 RCNP新データ収集システム ガイド 96/10/11 ver 1.0 for LAS & BLP measurement OCT-1996 0) 序 この文章は,1996年10月に行なわれた LAS 開発実験用のセットアップの 詳細を述べたものです。実験によってセットアップが異なるため、他の実験に おいては以下の説明が正しくない場合があることに注意して下さい。 I) 概略 1996年10月の LAS 開発実験は、以下のセットアップでデータ収集が行な われました. LAS側 blp側 フロントエンド ... vme01+J11×1 vme02+J11×1 トリガー回路 ... NIM 回路 Xilinx Trigger イベント処理 ... J11 J11 バッファ処理 ... Single Buffer Single Buffer 長距離データ転送 ... Reflective Memory Reflective Memory 収集用CPU ... VME01(68040/OS9) VME02(68040/OS9) 記録転送用CPU ... MUSE(SS4/10 Solaris2.3) MUSE(SS4/10 Solaris2.3) 解析用CPU ... YAYOI (Alpha-VMS) YAYOI (Alpha-VMS) データストレージ ... HD(on MUSE) HD(on MUSE) データの流れは以下の用に設定しました. LAS Modules Pol Modules │ │ │ │ J11 J11 │ │ │ │ K2917 K2917 VME02 VME02 │ │ └─────┐┌────┘ ││ Reflective Memory ││ (Buf#3)││(Buf#4) ││ ┌────┘└─────┐ ROUTER #3 ROUTER #4 │ │ │ │ │ │ ┌─┴──┬───┐┌───┼────┐ │ │ ││ │ │ │ │ ││ │ │ Recorder Scaler ││ Recorder Scaler │ ││ │ ││ HD TCP-Server ││ ┌───┘└────┐ YAYOI YAYOI 注)Router 以下 TCP-Server までは MUSE上のプロセス II)セットアップ 以下の順序でセットアップを行って下さい. 1) MUSEにログインする. MUSE の コンソールから username: quser password: ..... でログインして下さい. 2) ウィンドウを明ける muse> daqsetup_las で必要なウィンドウを開きます. 3) リフレクティブメモリの内容の初期化 muse> rfm_init により,ドライバの初期化を行って下さい. 4) Log の起動 (Log ウィンドウ上で) muse> cd /dat1/las muse> errlog las.log を実行して下さい。 [LAS 側セットアップ] 5) VME01 (202.13.207.161) に ログインする Console-LAS および Collector-LAS のウィンドウで mari> telnet vme01 を実行し,vme01にログインして下さい. ユーザー名は gr パスワードは .... です. 双方とも,ログイン後に必ず, GR1> rdefs を実行して下さい. 6) VME01 上の ドライバーの初期設定 GR1> modules を実行して,ドライバがロードされている事を確認して下さい. k2917ドライバが表示されない場合は GR1> k2917load を,rmb5576ドライバが表示されない時は, GR1> rmb5576load を実行して下さい. この後, GR1> rinit を実行し,Reflective Memory ドライバを初期化して下さい. 7) Collector の起動 (Collector-LAS ウィンドウ上で) GR1> procs を実行し,collector および j11ctrl がすでに存在していない事を確認 して下さい.存在する時は同時に表示される Id を用いて GR1> kill Id により,プロセスを消去した後, GR1> rfm_init_buf_3 を実行して下さい. 次に, GR1> collector 3 1 ^^^^^^^^^^^^^^ により,collector を起動して下さい.エラーが表示される時は7)を 繰り返して下さい.(colletor プロセスは止められないようになっている ため,Consoleウィンドウを用いて プロセスを消去する必要があります.) collector の最初の引数の 3 は reflective memory 上のバッファ番号を、 2番めの引数の 1 (省略可)は CAMAC Crate の数を意味します。 8) Router #3 の起動 (Router-LAS ウィンドウ上で) muse> router 3 を実行して下さい.すぐに終了してしまう時には, muse> router -r 3 としてください. 9) Scaler プロセスの起動 (Scaler ウィンドウ上で) muse> cd /dat1/las muse> router_scaler 3 las.scaler を,実行して下さい. 10)Recorder プロセスの設定 (Recorder-LAS ウィンドウ上で) muse> cd /dat1/las を,実行して下さい. 12)J11 の イニシャライズ (Console-LAS ウィンドウ上で) GR2> j11init を,実行して下さい. [BLP 側セットアップ] 13) VME02 (202.13.207.162) に ログインする Console-BLP および Collector-BLP のウィンドウで mari> telnet vme02 を実行し,vme02にログインして下さい. ユーザー名は gr パスワードは .... です. 双方とも,ログイン後に必ず, GR2> rdefs を実行して下さい. 14) VME02 上の ドライバーの初期設定 GR2> modules を実行して,ドライバがロードされている事を確認して下さい. k2917ドライバが表示されない場合は GR2> k2917load を,rmb5576ドライバが表示されない時は, GR2> rmb5576load を実行して下さい. この後, GR2> rinit を実行し,Reflective Memory ドライバを初期化して下さい. 15) Collector の起動 (Collector-BLP ウィンドウ上で) GR2> procs を実行し,collector および j11ctrl がすでに存在していない事を確認 して下さい.存在する時は同時に表示される Id を用いて GR2> kill Id により,プロセスを消去した後, GR2> rfm_init_buf_4 を実行して下さい. 次に, GR2> collector 4 1 ^^^^^^^^^^^^^^ により,collector を起動して下さい.エラーが表示される時は15)を 繰り返して下さい.(colletor プロセスは止められないようになっている ため,Consoleウィンドウを用いて プロセスを消去する必要があります.) collector の最初の引数の 4 は reflective memory 上のバッファ番号を、 2番めの引数の 1 は CAMAC Crate の数を意味します。 16) Router #4 の起動 (Router-BLP ウィンドウ上で) muse> router 4 を実行して下さい.すぐに終了してしまう時には, muse> router -r 4 としてください. 17) Scaler プロセスの起動 (Scaler-BLP ウィンドウ上で) muse> cd /dat1/las muse> router_scaler 4 blp.scaler を,実行して下さい. 18)Recorder プロセスの設定 (Recorder-BLP ウィンドウ上で) muse> cd /dat1/las を,実行して下さい. 19)Xilinx 回路のダウンロード GR2> xlinxdown 0 7 /h0/gr/bit/poly10.bit を,実行して下さい. ファイル名や製作時刻などが表示されるので、Return キー を押してください。 --- ここで、CAMAC CFD のイニシャライズをして下さい --- 20)J11 の イニシャライズ (Console-BLP ウィンドウ上で) GR2> j11init を,実行して下さい. 以上でセットアップは終わりです. III)ランのスターとストップ 1) ランのスタート 次の手順でランをスタートして下さい. [LAS側] 1. Recorder プロセスの起動 (Recorder-LAS ウィンドウで) muse> las runxxxx xxxx にはランナンバーを入れて下さい。保存されるファイル名は runxxxx.las になります。 (このコマンドは、router_save 3 runxxxx.las を実行したのと 々です) 2. ランのスタート (Console-LAS ウィンドウ上で) GR2> rstart run_number, comment を実行して下さい.run_number には ランの番号を,comment には コメント文を入れて下さい. [BLP側] 3. Recorder プロセスの起動 (Recorder-BLP ウィンドウで) muse> blp runxxxx xxxx にはランナンバーを入れて下さい。保存されるファイル名は runxxxx.blp になります。 (このコマンドは、router_save 4 runxxxx.blp を実行したのと 々です) 4. ランのスタート (Console-BLP ウィンドウ上で) GR2> rstart run_number, comment を実行して下さい.run_number には ランの番号を,comment には コメント文を入れて下さい. [全系のスタート] 5. マックのスタート マックのスタートボタンを押します. 2) ランのストップ 次の手順でランをストップして下さい. [全系のストップ] 1. マックのストップ マックのストップボタンを押します. [LAS側] 2. ランのストップ (Console-LAS ウィンドウ上で) GR2> rstop を実行して下さい. 3. Recorder プロセスの終了 (Recorder-LAS ウィンドウ上で) control+c を押して,プロセスを止めて下さい. [BLP側] 4. ランのストップ (Console-BLP ウィンドウ上で) GR2> rstop を実行して下さい. 5. Recorder プロセスの終了 (Recorder-BLP ウィンドウ上で) control+c を押して,プロセスを止めて下さい. IV)8mmテープへのコピー 1)RAW Data は MUSE 上の /dat1/las もしくは /dat2/las のディレ クトリに保存しています.保存するディレクトリを変える時には, Recorder-LAS, Recorder-BLP ウィンドウで muse> cd /dat1/las もしくは muse> cd /dat2/las を実行して下さい. 2)ディスクの残り容量を見るコマンドは, muse> df -a です.単位は KByte です.ディスクスペースが小さくなりすぎないように 注意して下さい. 3)8mmテープへのデータのコピー方法 1.新しい8mmテープを MUSE 横の 8mmドライバに入れる. 点滅が終わるまで待つ. 2.コピーしたいファイルをひとつのディレクトリに集める. (mkdir や mv を使って下さい.) 3.現在のディレクトリにあるファイルを,次のコマンドで 8mmテープにコピーできます. muse> tar cvf /dev/rmt/0mb . 4.8mmテープを内容を確認します. muse> tar tvf /dev/rmt/0mb 5.現在のディレクトリに8mmテープ上のファイルを読み込むには 以下のコマンドを使って下さい. muse> tar xvf /dev/rmt/0mb 6.その他以下のコマンドが8mmテープに対して用いられます. muse> mt -f /dev/rmt/0mb rewind テープの巻き戻し muse> mt -f /dev/rmt/0mb offline テープの巻き戻し&取り出し 注)テープ1巻に入れるデータの量は2GB以下が良いでしょう. 現在のディレクトリ以下のディスク使用量を見るコマンドは muse> du -k 単位は KByte です。 V)トラブルシューティング(トラブルからの回復) 1)J11が止まっていると思われる時. (Collector上で,"i=100,j=100"のメッセージが出た時はJ11は止まっ ています.) 1.ラン中であれば、ランをストップする.(Console ウィンドウ上で) GRx> rstop エラーメッセージは無視する. 2.必要であれば,マックをストップする. 3.j11のプログラムを再ダウンロードする.(Console ウィンドウ上で) GRx> j11init 上記の作業で,J11は再スタートします. 2)Collector が止まっていると思われる時. (Collector ウィンドウに何もメッセージが表示されず,上記のJ11再開 方法をおこなっても,Collector ウィンドウが沈黙したままであれば, Collector プロセスは止まっています) 1,Collectorを止める命令を試してみる.(Console ウィンドウ上で) GRx> rend 確認を求めて来るので,yを入力して下さい. 2.残っているプロセスをみる.(Console ウィンドウ上で) GRx> procs 3.collector や j11ctrl という名前のプロセスが残っていれば, GRx> kill id で,プロセスを止めます.id は procs 命令で表示されるプロセスID (一番左のカラム)です. 4.j11ctrl を 上記の kill で止めた場合, [LAS側 VME01の時] GR1> j11_init_buf_3 [BLP側 VME02の時] GR2> j11_init_buf_4 を必ず実行して下さい. 5.collector プロセスを再開します.(Collector ウィンドウ上で) [LAS側 VME01の時] GR1> collector 3 1 [BLP側 VME02の時] GR1> collector 4 1 以上で,collector プロセスが再開します. 3)J11にプログラムをダウンロードしなおしたい時. LAS 側は II-12)項、BLP側は II-20) 項を実行して下さい。 4)Xilinx の回路ををダウンロードしなおしたい時. II-19) から II-20)) 項を実行して下さい。 5)カマッククレートの電源を切った場合. LAS 側は II-12)項、BLP側は II-19) から II-20)) 項を実行して下 さい。 6) VME をリセットした場合(電源は切っていない) LAS 側は II-5) 項から II-12)項、BLP側は II-13) から II-20)) 項 を実行して下さい。 ( Collector が動作中の VME をリセットした場合には II-7)、II-15) 項において、rfm_init_buf_x を実行することになります。) 7) VME の電源を切った場合 (他方のVMEもリセットした方が回復が容易です) 全ての router を control+c で止めた後、II-3) 項から II-20) 項を 実行して下さい。 VI)その他 1) LAS の Autotrim の発行の仕方。 1. MAC をストップ、もしくはサスペンドする。 2. GR1 上で autotrim を実行する。 GR1> autotrim_las