RCNP-Z-424                                   2.6.15               研究計画検討専門委員会議事録(案) 日 時 : 平成2年5月10日(木)11:00〜18:00 場 所 : 大阪大学核物理研究センター会議室 出席者 : 大沼、桑折、酒井、滝川、土岐、永井、中村、三尾野、宮武、             池上、小方、近藤、鈴木、野呂、松岡、松木 欠席者 : 上村、工藤、堀内、政池、本林                [報告事項]  1. 一般報告 ( 池上センター長 ) 1) 4月1日付で、森信俊平氏及び片山一郎氏がそれぞれ九大理学部、東大核研へ転出し、 又、水野義之氏が着任した。 2) 実験系研究室員に外川浩章氏、理論系研究室員に北川尚氏、河野通郎氏をそれぞれ   採用した。 3) 第4回原子核-原子核衝突国際会議(主催 理化学研究所)の後援を了承した。 4) 平成2年度科研費交付内定の通知があり、一般研究(B)、重点領域研究、   試験研究(B)それぞれ1件、奨励研究(特別研究員)3件が新規に認められた。 5) 助教授任用候補者及び助手任用候補者それぞれ1名の推薦を5月9日の核運委で   決定した。5月11日開催予定の核物理研究センター協議員会で正式決定される   見込みである。 6) 平成2年度予算配分を決定した。 7) その他、平成3年度新規概算要求事項、平成2年度共同建設者等につき、説明或いは 報告があった。詳しくは、平成2年5月9日開催の核物理研究センター運営協議員会 議事録を参照のこと。 2. 加速器部報告 ( 近藤加速器部責任者 ) A) AVFサイクロトロン 1) 大きな故障はなく、順調に稼働している。 2) 来年春に、真空槽のパッキング交換、アースプレート修理等を含むオーバーホールを 予定している。期間・期日については現在検討中であるが、最長で3ケ月程度のもの となろう。 B) リングサイクロトロン 1) 建屋については、基幹工事は終了し、現在は付帯設備の工事が進んでいる。 2) リングサイクロトロン本体については電磁石がほぼ組上がり高周波共振器の据付が 進行中である。建屋付帯設備の完成後、夏過ぎから来年春にかけて、総合磁場測定を 行う予定である。 3. 測定器部報告 ( 池上測定器部責任者 ) 1) DUMASの設置されていたN実験室は現在リングサイクロトロンヘの入射ビーム室 として改装中である。 2) 新ビームラインの各磁石はメーカーでの製作が進んでおり、スペクトログラフ「大雷電」 用電磁石もメーカーで組み上げられている。 3) 本年10月までには大型磁石等ほぼ全系の搬入が行われる予定である。 4. 共通部報告 ( 小方共通部責任者 ) 1) 第30回AVF共同利用研究は順調に消化している。 2) 第29回AVF共同利用実験については、別表1の通り終了した。 また、第28回、29回の予備日及び教育用マシンタイムの実施状況は別表2の 通りであった。  3) リングサイクロ卜口ン制御系建設に関しては、現在メーカーでソフトウェアの製作が   進められている。 5. 理論部報告 ( 鈴木理論部委員 ) 理論関係の定期セミナー、共同利用ワークショップ、来訪者によるセミナー等に関する 報告がなされた。 6. 共同利用計算費委員会報告 ( 鈴木委員 ) 1) 平成2年度共同利用計算費に対する応募27件566.2万円に対して全テーマを採択し、 341万円の配分を決定した。 2) 核物理研究センターの共同利用計算費の意義、核研のものとの役割の違い等について   討論を行った。 3) 共同利用規定が実情と合わなくなっている点が生じているため、見直しを行うことと   なった。 4) 3月17日開催の共同利用計算費委員会の議事録は、RCNP-Z-423として近く   配布される。 7. 幹事報告 ( 野呂研計委幹事 ) 1) 平成2年度前期の研究会再公募に対し、1件の応募があった。                                [協礒事項] 1. 第31回AVFサイクロ卜ロン共同利用マシンタイム公募について協議の結果、   次の予定で行うことが決定された。 1) 第31回共同利用マシンタイム期間は、平成2年10月22日(月)から平成3年3月末、 物理学会前日までとする。 2) 採択日数は60日程度とする。 3) マシンタイム公募締切は8月20日(月)、マシンタイム説明会は9月5日(水)とする。 4) 募集要項には、第30回共同利用マシンタイム採択に際して全ての申し込みテーマに   対して付けられたコメントを再度記載する。 5) リングサイクロトロン新施設のテスト調整時間を考慮すると第32回共同利用 マシンタイムの採択日数は現在の約半分となり、又、第33回共同利用マシンタイムの 採択日数は、更に大幅減となる予定であることを通知する。 2. 平成2年度研計委関係予算について 5月9日の核運委で決定された予算額に基いて種々の議輪を行った結果、別表3の通り 決定した。但し、 1) これまであったカスケード計画研究会旅費は今年度より項目をなくし、   通常の研究会旅費に含める。 2) 研究会旅費とカスケード計画ワークショップ旅費との割振りは、次回の研計委 (9月6日)で行う。又、後期研究会は8月20日(月)を公募締切とし、採択は 次回研計委で行う。 3. 平成2年度前期研究会の採択について   下記の申し込みに関して協議の結果、採択することに決定した。但し、予算配分に   関しては、世話人に予算額の積算内訳を問い合わせた後、委員長・幹事に一任する   こととなった。 テーマ Cluster and Collective Modes in Light Nuclei (軽い核におけるクラスター構造と集団運動励起) 世話人  加藤幾芳(北大理)  希望予算額 60万円 (後日委員長・幹事で協議の結果、予算配分を55万円と決定した。)  尚、次回以降の公募に関し、より詳細な研究会のスタイル・規模の説明や予算積算の  根拠を示してもらうため、募集要項を改訂することとなった。 4. 議事録承認 平成2年2月7日開催の研計委議事録(案)(RCNP-Z-420)は次の各字句を訂正後 承認された。 4頁18行目 :「テスト実験」を公募 →「テスト実験」の公募 同25行目 : 各運委 → 核運委 5頁右欄 : 28F0X → 28F03 7頁3行目 : 効果につ → 効果について 9頁6行目 : ダイポール還移 → ダイポール遷移 同下より2行目 : 発表会では → 発表では   にそれぞれ訂正する。 5. 新施設での実験採択方式について 1) 前回の研計委での要請に答えて池上センター長より建設スケジュール並びに当面の   性能目標に関する回答(別紙1)が提出され、これを了承した。 2) 上記回答を踏まえての、91年度中の共同利用実施案が研計委委員長及び幹事より   示され、テスト実験期のAVF共同利用のあり方等に関して種々の議論がなされた。   その結果、一部内容の加筆・修正を委員長・幹事に一任の上ほぼ原案通りを 研計委案とすることに決定した。後日委員長・幹事で協議の結果、別紙2を最終的な 実施案とした。 3) 92年度以降の共同利用実験採択方式について、前年度までの研計委での議論を 踏まえた資料が幹事より出され、議論した。資料の骨子は現在のAVF共同利用実験に 準じた短期実験に加え、新たに最長2年程度の長期実験を設けるというもの であったが、短期実験という区分は不用ではないかとの意見が多かった。 この件については次回の研計委で更に議論を深める。 4) 共同利用者に対して建設・開発への協力を求め、また、共同利用者に対して情報を   提供する場を設けるために何等かの呼びかけを行うべきであろうとの提案がなされ   継続審議とした。 6. 次回研計委 次回研計委は9月6日(木)に開催する。 尚、第31回マシンタイムテーマ説明会は9月5日(水)に行われる。 別表1             第29回 マシンタイム実施日数統計      課題実験  実験番号    責任者 割当日数 実施日数 未実施日数 29A01 羽鳥 聡 4.5 4.5 ― 29A02 宮武宇也 4.0 4.0 ― 29A03 松木征史 3.0 3.0 ― 29A04 山屋 尭 2.0 2.0 ― 29A05 小川英巳 2.0 2.0 ― 29A06 坂本直樹 1.0 1.0 ― 29A07 石井慶造 0.0 0.0 ― 29A08 高橋憲明 2.0 1.0 1.0*) 29A09 R.E. WARNER 5.0 5.0 ― 29A10 馬場 宏 1.0 1.0 ― 29A11 馬場 宏 0.5 0.5 ― 29A12 万波通彦 2.0 2.0 ― 29A13 永井泰樹 5.0 5.0 ― 29A14 田中正義 4.5 4.5 ― 29A15 魚住裕介 3.0 3.0 ― 29A16 的場 優 1.0 1.0 ― 29A17 萩野晃也 2.0 2.0 ― 29A18 藤原 守 3.0 3.0 ― 29A19 斎藤悌二郎 3.0 3.0 ― 29A20 藤平 力 2.0 2.0 ― 29A21 上垣外修一 1.0 1.0 ― 29A22 山中龍彦 1.0 1.0 ― 29A23 山県民穂 3.5 3.5 ― 29A24 中村正信 4.0 4.0 ― 29A25 與曽井優 2.5 2.5 ― 29A26 小林晨作 3.0 3.0 ― 29A27 村上哲也 3.0 3.0 ― 29A28 坂口治隆 5.0 5.0 ― 小 計  73.5 72.5 1.0   予備日  実験番号    責任者 割当日数 実施日数 未実施日数 29F01 桑本秀一 1.0 1.0 ― 29F02 早野修一 0.5 0.5 ― 29F03 秋宗秀俊 1.0 1.0 ― 小 計  2.5 2.5 0.0  開 発  実験番号     責任者 割当日数 実施日数 未実施日数 29DA 板橋隆久 4.0 3.5 0.5 29DG 片山、藤原 3.0 3.0 ― 29DJ 森信俊平 3.5 3.5 ― 29DM 野呂、松岡、酒井 4.5 4.5 ― 小 計 15.0 14.5 0.5 合 計 91.0 89.5 1.5   *) 実験上の都合により未実施 別表2 第28回 AVF共同利用予備日 (C) 実施状況 テーマ 責任者 参加者 申込日数 採択日数 実施日 28C-01 CARP三次収差の測定 森信俊平(RCNP) 森信、羽鳥、宮武、片山、藤原、鹿取 1.0 1.0 9/21〜22 第28回 AVF共同利用教育用マシンタイム (F) 実施状況 テーマ 責任者 参加者 申込日数 採択日数 実施日 28F-01 24Mg陽子非弾性散乱における cross section 及び analyzing powerの測定 酒見泰寛(京大理) 指導教官(坂口治隆) 小林、坂口、中村、與曽井、外川 中野、平田、岩城、上垣外、中井 金子、酒見、樋江井 1.0 1.0 4/8 28F-02 16Oの陽子非弾性散乱における微 分断面積偏極分解能の測定 樋江井太(京大理) 指導教官(小林晨作) 小旗氏、坂口、中村、與曽井、外川 中野、平田、岩城、上垣外、中井 金子、酒見、樋江井 1.0 1.0 6/17 28F-03 陽子−原子核散乱における微分断 面積と偏極分解能の測定 稲吉幸子(京大理) 指導教官(坂口治隆) 小林、坂口、中村、村上、稲吉 山本、黒沢、長谷川、吉田、横井 吉村、西村、名賀、高橋、石井 山村、幸、山川、鈴木 1.0 1.0 7/1 第29回 AVF共同利用教育用マシンタイム (F) 実施状況 テーマ 責任者 参加者 申込日数 採択日数 実施日 29F-01 9Beによる偏極陽子弾性散乱にお ける減偏極度の測定 桑本秀一(京大理) 指導教官(坂口治隆) 小林、坂口、中村、村上、外川 中野、平田、上垣外、中井、酒見 樋江井、金子、桑本、澤田、秋宗 1.0 1.0 11/3〜4 29F-02 Fast fissionの検索− Extra−push Modelの検証 早野修一(阪大理) 指導教官(馬場 宏) 馬場、斎藤、高橋、早野、艸分 小林 1.0 0.5 3/3 29F-03 変形核からの陽子非弾性散乱のエ ネルギー依存症 秋宗秀俊(京大理) 指導教官(小林晨作) 小林、坂口、中村、村上、平田 上垣外、中井、秋宗、桑本、澤田 1.0 1.0 4/7 別表3               平成2年度研計委予算     研計委旅費                    4回     共同利用計算費委員会旅費             1回     研究会旅費・カスケード計画ワークショップ旅費  295万円*)     共同利用ワークショップ旅費      57万円     定期セミナー                   15万円     計算機共同利用旅費                23万円     共同利用実験旅費                597万円     共同利用実験費                 2200万円     共同利用計算費                 340万円        *)両者の割り振りは次回の研計委で決定される。 別紙1 リングサイクロ卜ロン及び測定器系の建設予定について                 1990.5.10. 核物理研究センター長 池上栄胤   現在建設中のリングサイクロトロン系の建設スケジュール、並びに当面の   整備計画は以下になっております。但し、これらはあくまでも現時点での   予定であり、建設の進行に応じて変更されることもある事を御承知下さい。 1) 建設スケジュール サイクロトロン本体を初め、全機器の建設は1990年度末で終了します。 その後、調整・テスト期間を経て、91年の夏〜秋には各コースでのビームを 用いた開発が加速器本体の調整と並行して始められる予定です。 測定器の開発がこの期間内に完結する事は不可能ですが一定の制約下の 共同利用実験は92年より可能となります。 なお、91年度前期には現AVFサイクロトロンのオーバーホールを予定しております。 実施時期・期間は現在検討中ですが最長で3ケ月程度のものとなる予定です。 2) 1991年度中のビームを用いた開発・調整  リングサイクロトロンによるビーム加速が行われた後、サイクロトロン本体・  各測定器系を調整し目標とする性能を引き出すには以下の日数のビームタイムを  建設者グループ主導で使用する必要があると考えております。     リングサイクロトロン本体及び入射系 平均1.0日/週     大雷電*)              平均1.0日/週     中性子ビームコース*)          平均 0.5日/週     重イオン二次ビームコース*)       平均 0.5日/週     サーキュレーションリング        平均0.25日/週 合計3.25日/週 *)若干の共同利用テスト実験に伴う開発を含む。 従ってリングサイクロ卜ロンの運転が順調であれば平均2.5日/週程度を上記以外の 共同利用(テスト)実験に割り当てる事が可能となる見込みです。 但しこれらの日数は年度内で平均したものであり、実際の各週内の割り振りは 時期により大きく異なります。また、リングサイクロトロンの運転状況に応じた 柔軟なビームタイムのスケジューリングが必要と思われます。 尚、上記開発及びその後の共同利用を円滑に進めるため、現建設者グループ 以外の方々の積極的な参加を希望致します。  3) 当面の整備目標 上記の開発用ビームタイムによって、92年春の時点では、各装置について以下の性能が 達成出来ると考えております。但し、各装置の一般的な性能については、1987、88年の アニュアルレポートを参照して下さい。 ● 加速器本体関係 400MeV陽子で1μA程度の引出しビームが得られ、エネルギー分解能は500keV、 エミッタンスは7mm・mrad程度以下となる予定です。但し、エネルギー高分解能 モード(△E〜100keV)、時間高分解能モード(△t〜250ps)ではビーム電流は1/10〜1/4となります。 又、偏極ビームに関しては、通常ビームの約1/10のビーム強度となります。重イオンビームに関し ては、現AVFによる加速電流の約1/20となる予定です。 尚、これらの仕様を大幅に改善するためには、現AVFサイクロ卜ロンの改造を 行うことが必要と考えています。 ● 大雷電 運動量領域幅5%、分解能50keV/400MeV程度での実験が可能で、予定性能 (〜25keV/400MeV)を出すには、更に1年程度の開発期間が必要となります。 20°より前方の散乱角での測定に関しては、散乱槽内あるいはスペクトログラフ内で ビームを止める必要があります。出来る限り前方測定が可能となる様努力はしますが、 現時点でのS/N比等の予測は困難です。但し、機械的には0°迄設定可能です。 なお、DSR(スピン回転用ダイポール磁石)はまだ建設されておりません。 ● 中性子ビームコース 現状ではビーム間引きが1/5迄に制限されます。このためアナログ出力の閾値を 50MeV程度に設定すれば飛行長は50m程度が上限で、エネルギー分解能は 1〜1.5%となります。当面の開発はシングルスの測定に主眼を置きますが、 共同利用テスト実験に伴う開発により或程度の二回散乱実験も可能になるものと 考えております。 ● 重イオン二次ビームコース 最初の重イオンビーム加速は冬頃に予定されています。その後半年程度の粒子光学上の調整期間が 必要と見られますが、ある程度の共同利用実験と並行する事は可能と 思われます。期待される二次ビーム強度は、14Nビームから13Nを生成する場合106pps程度です。 一次ビームを東実験室に導く形での実験はかなり制限されたものになります。 ● サーキュレーンョンリング  当面、電源台数の制約により複数の磁石を直列励磁するため、最高エネルギーは陽子で100〜 120MeV程度であり、91年度中にビームを一周させることを目標にしております。荷電変換入射の 準備は92年度になります。 尚、夏頃には一般的性能及び上記整備目標を記したパンフレットを作成する予定です。 別紙2       リングサイクロ卜ロン・テスト実験期の核物理研究センター共同利用実施案 1990.5.10 研計委委員長・幹事 土岐・宮武・野呂 1991年夏〜秋にリングサイクロトロンによるビームテストが可能となることを 想定して、91年度内の核物理研究センター共同利用を以下の要領で実施する。  1) 91年度前期に関しては、現在と同様の手順で第32回AVF共同利用実験を実施する。   但し、実験採択日数はリングサイクロトロンのテスト、AVFサイク口卜ロンの   オーバーホール等のため、大幅減となり得る。オーバーホールの期日・期間については   次回研計委までに明らかにされるものとする。   2) リングサイクロ卜ロンのビームタイムは次の2つのカテゴリーに分ける。 ・開発ビームタイム……サイクロトロン本体並びに測定器・ビームラインに関し、 所定の性能を引き出すためのビームタイムで、センター内部 並びに共同建設者主導で実施する。92年度以後は順次縮小し、   将来は現AVFでの開発マシンタイムに相当するものに移行する。 ・テスト実験……………センター内外を問わず研計委により公募され、内容は装置の 開発から物理に主眼を置いたものまで多岐に亘り得る。   3) 開発ビームタイムは研計委の採択外とし、研計委では91年度後期のAVF共同利用 実験とリングサイクロトロン・テスト実験とを同時に公募する。   4) 91年度前期中のリングサイクロトロン・ビームタイムは全て開発ビームタイムとする。   5) 91年度後期のAVF実験の採択日数及びリングサイクロトロン・テスト実験の日数は    それぞれ20日ずつ程度を想定するが、実験申し込み日数やリングサイクロトロンの    運転状況により変わり得るものとする。 6) 研計委では申し込まれたリングサイクロ卜ロン・テスト実験テーマに関し、  優先順位を付けるにとどめ、実施計画はセンターに委ねる。テスト実験実施の保証は  必ずしもなく、実施にあたって参加者の変更・グループ再編もあり得るものとする。 7) 91年度後期のAVF共同利用実験に関しては年度内の実施が保証される採択実験の外、 実施の保証はないが、優先順位が付けられた実験テーマや延長ビームタイムを何件か定めておく。 採択実験の内半分程度は現在と同様共同利用期間内の日程を前もって組んでおくが、 残りについてはリングサイクロトロンの運転状況に応じ、実験責任者と相談の上 臨機応変に実施する。  8) テスト実験公募の際、現在のAVF共同利用実験と同様の趣旨で新施設での実験に 対してもビームタイムなしの申し込みを認め、予算の配分を行う。 以 上