大阪大学 核物理研究センター 展示室へようこそ

 この度(30周年記念事業)核物理研究センター実験研究棟一階に展示室を開設致しました。当研究センターは全国共同利用の大型のリングサイクロトロンを中心とした加速器施設でありますが、歴史をたどりますと、大阪大学のみならず日本の原子核研究の揺籃期から成熟期まで活躍し発展して参りました。そのような意味では、歴史そのものといっても過言ではありません。現在のリングサイクロトロンは大阪大学としては第四代目のものと言うことになります。展示室では、原子核研究の歴史やそれに携わった人達、とくに湯川秀樹先生を初めとする研究者の方々の業績を紹介しています。又リングサイクロトロンや入射サイクロトロンの模型によって、加速器の原理を解説しております。さらに現在行われています研究の内容についても展示パネルを通して説明が行われます。現在さまざまな実験装置の展示を企画しておりますが、この度、第1弾と致しまして大型のスパークチェンバーを導入しました。宇宙線の飛来の様子を少しでも実体験していただければと思っています。

 本展示室は平日午前9時から午後5時まで(土・日・祝日及び夏季一斉休業期間、年末年始を除く)見学できますので、どうぞ気軽にお越し下さい。

 なお、スパークチェンバーの準備の都合上、お越しになられる2日前までに庶務係までご連絡ください。(ご連絡は上記時間中にお願いします。)

              展示室全景

      スパークチェンバー本体(及び宇宙線による輝跡)