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陽子と中性子によって構成される原子核物質の性質を明らかにすることを通して、新しい現象や性質、宇宙の成り立ちや進化に関わる謎を解明していくことを研究目的としています

陽子と中性子によって構成される原子核物質の性質を明らかにすることを通して、新しい現象や性質、宇宙の成り立ちや進化に関わる謎を解明していくことを研究目的としています。超高エネルギー宇宙線の光分解反応、原子核の電気分極、密度振動や相転移、新しい励起モード、核表面のアルファ粒子析出現象、中性子星の状態方程式、ビッグバン元素合成などの研究を進めています。

  1. 超高エネルギー宇宙線の銀河間飛行中の光分解反応を調べる。
  2. 核子だらけの世界で物質相の多様性と普遍性を解き明かす。〜中性子星の内 部構 解明を見据えて〜 a) 核子の世界で超流動・超伝導を探す b) 原子核と 宇宙をつなぐ状態方程式を調べる
  3. 高強度レーザープラズマ内での核反応の証拠を得る。
  4. 核反応を用いた三次元イメージング技術を開発する。
  5. 原子核表面にアルファ粒子が出現することを実験で検証する。

大阪大学核物理研究センター(RCNP) の量子ビームとスペクトロメータ「グランドライデ ン」を用い、世界最高精度の仮想光子散乱測定、ガンマ線計測技術、アクティブ標的を駆使 して、独、伊、米、中、南ア、ルーマニア、をはじめとする世界有数の研究グループとの共 同研究を進めます。実験に使用する検出器、標的、回路、データ収集システムなどの開発を 進めています。また、大強度レーザーが作るプラズマから放射されるガンマ線の世界初の測 定や、中性子の三次元イメージングなど新たな分野開拓に向けた最先端の研究開発を進めて います。 さらに原子核の表面に出現するアルファ粒子を量子ビームで叩き出すことにより、 新しい原子核の表面現象を検証しています。