CANDLES


宇宙 物質の起源を探る二重ベータ崩壊

2014年度

2015年03月24日  遮蔽システム(側面)構築作業が一段落しました。

CANDLESシステムを、低バックグラウンド化するための、 鉛遮蔽システム(側面)構築が終了しました。

CANDLES本体タンクは、高さ4m、直径3mの大きさです。 このタンク側面に、10cmの厚みで鉛遮蔽材を設置します。 これだけで、約50トンの鉛が必要になります。 これを、下から順番に積み上げていきます。 このwebページに、作業の様子をアップしていますが、 順番に下から積み上がっていく様子がわかります。 (積み上げ高さが4m以上あるので、仮足場も組まれました。) 側面鉛の積み上げ作業は事故もなく、3月24日には作業をひと段落することができました。

なお、この作業中には、 鉛積み上げ作業、鉛置場の確保などで、神岡施設を使用する他の実験グループの方 の協力がありました。 どうもありがとうございました。


鉛運搬の様子。1パレットが約1トンあります。正面奥に見えているのが、CANDLES本体タンク。これは、まだ高さ1mぐらいしか鉛が積まれていない状態。

CANDLES本体タンクの周りには足場(写真一番上の部分)がありますが、その少し下まで鉛が積み上がりました。鉛を積むための足場(写真真ん中あたり)も、取り付けられています。

高さ4mのCANDLES本体タンクの周りに鉛を積むため、鉛をクレーンであげています。

CANDLES本体タンクの周りの足場の高さまで鉛が積み上がりました。

ちなみに、今回の作業では大量の鉛を使用するため、鉛業者から運ばれた鉛は、一旦、神岡抗内に仮り置きされていました。置き場は、CANDLESグループのスペースだけでは足りなかったので、他の実験グループエリアも借りました。写真は、KamLANDさんに鉛置場用として貸してもらっていた場所。この時点で、ほとんどの鉛はCANDLES実験室に運び終ったので、この写真にはあまり鉛が写っていません。

CANDLES本体タンクの周りの足場の上部分。これで、CANDLES本体タンク側面の鉛は、ほぼ積み終りです。

CANDLES本体タンク全体写真。上まで鉛を積み終りました。