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LN2 Auto Filling System

●装置概要

Ge検出器に自動的に液体窒素を補給する装置です。
決まった時刻に電磁弁を開閉し、デュワーから液体窒素を送り込み、Geに充填されると補給を終了します。
これらをラズベリーパイを使って制御します。

●ラズベリーパイの設定

・ モニターの設定

現場でのモニター用と簡単な操作用に「ELECROW 3.5インチ HDMI液晶モニター」を購入した。ラズベリーパイで使う場合はタッチスクリーン機能が使えるらしい。
で、接続して起動したところ、ラズパイのせいか、モニターのせいかは不明だが接続されたモニターの解像度を640x480と認識するようで、 字がつぶれて読みにくい。
このページを参考にして、 /boot/config.txtを編集し、解像度を480x320に設定した。 こういう低解像度モニターを使うときはビットマップフォントの方が読みやすい(あくまでも個人的な意見です)ので、 さざなみ明朝・ゴシックをインストールする。ラズパイでは次のコマンドが使える。
sudo apt-get install ttf-sazanami-mincho
sudo apt-get install ttf-sazanami-gothic
あとは、デスクトップで右クリックしてデスクトップの設定からシステムフォントをさざなみゴシック8ptとかに設定するといい感じになる。 メニューバーとかマウスカーソルもsmallに設定したほうが良いと思う。

こんな感じです

・ 自動スリープの回避

ラズパイは初期設定で10分間操作しないとスリープモード(正確には黒一色のスクリーンセーバー)になるので、 ならないようにする。 参考サイトはここ
編集するファイルは /etc/xdg/lxsession/LXDE/autostart と /etc/lightdm/lightdm.conf の2つ。 それぞれ、

@xset s off
@xset s noblank
@xset -dpms

と、

[SeatDefaults]
xserver-command=X -s 0 -dpms

を追記して再起動すればOK。

・ OSの更新

本来もっと早めにやるべきだったけど、今からやっとく。 参考サイトはここ
sudo rpi-update -y
sudo reboot
sudo apt update
sudo apt dist-upgrade -y
sudo apt-get autoremove -y
sudo apt-get autoclean
sudo reboot


・タッチスクリーンの有効化

結局、出来ない。
公式ドライバがRaspbian Jessie with PIXEL (2017-04-10-raspbian-jessie.img)にしか対応していないのか、 今使っているRaspbian10(buster)ではどうにもならなかった。 (起動画面から進まなくなったり、中国語サイトで配布されてる非公式ドライバを使ってみたり...) Jessieをインストールし直してやり直しか。

...と思ったが、そもそもの問題として、タッチスクリーンに使うpinとリレーに使うpinが被っているので、 タッチ機能は使わない方針にするしかないという結論に至った。

(追記)
やっぱりタッチ機能を使いたくなってJessieをインストールしたが、同じく起動しない。
公式ページのドライバインストール済みOSイメージを使ってもダメ。
諦めます。次買うときはElecrowじゃない方にしよう。

env SUDO_ASKPASS=/usr/lib/rc-gui/pwdrcg.sh sudo -AE rc_gui
https://blog.withachristianwife.com/2017/04/09/disable-mouse-cursor-in-raspberry-pi/



最終更新 2020/3/31