CANDLES


Double Beta Decay Experiment

FY2014

06 Mar. 2015  Start of the constraction of the sheilding system(for the side of the main tank)

(in Japanese)
CANDLESシステムを、低バックグラウンド化するための、 遮蔽システム構築が開始されました。

CANDLESシステムにおいて、低バックグラウンド環境はとても重要です。
今よりもさらに低バックグラウンド環境にするために、CANDLESグループでは、遮蔽システムの導入を予定しています。 この遮蔽システムによって、CANDLESシステム外部から来るバックグラウンド事象を、1/100に低減することを目指しています。

さて、この遮蔽システムですが、遮蔽材は一種類ではありません。
γ線を遮蔽するための鉛、中性子吸収材から成り立っています。
これらを、CANDLES本体タンク内外に設置していきます。
まずこの3月に行なうのが、CANDLES本体タンク側面に設置する鉛遮蔽システムの導入です。
CANDLES本体タンク側面の下部から、順番に鉛を積み上げていきます。
鉛の間にすき間があると、そこからγ線が抜けてしまうので、できるだけすき間がないようにきっちりと積み上げていきます。


鉛の運搬の様子。なんせ、鉛は重いのです。密度が、11g/cm^3もあります。これは、業者の方が運んでくれているところです。ちなみに、CANDLES本体タンク側面だけで、50トンの鉛を使います。

CANDLES本体タンク側面に鉛遮蔽システムを設置している途中の様子。右側に見えている円筒がCANDLES本体タンクです。下から1m分ぐらいに鉛遮蔽材が設置されたところです。