CANDLES


Double Beta Decay Experiment

FY2013

29 Jan. 2014  Kamioka Work : extraction of liquid scintillator from CANDLES system

(in Japanese)
2014年01月29日、液体シンチレータタンクから液体シンチレータを抜き出す作業を行ないました。

2月から、CANDLES装置は性能向上のための改良工事に入ります。
CANDLESのメイン検出器であるフッ化カルシウム結晶の発光量を増加させるための 冷却装置導入工事です。

そのための準備作業として、 液体シンチレータタンクから液体シンチレータを抜き出す作業を行ないました。
通常、フッ化カルシウム結晶は、 CANDLES本体タンクの中に入っているため我々は見ることができません。
しかし、今回の液体シンチレータ抜き出し作業では、 普段見ることができないフッ化カルシウム結晶を間近でみることができます。
今年からCANDLESグループに参加したメンバーのうち5名が、 今回の液体シンチレータ抜き出し作業に参加し、 フッ化カルシウム結晶を間近でみる機会を得ました。

CANDLESは、今年度いっぱい工事期間となります。
来年度には新しく冷却装置を導入したCANDLESが始動します。

本体タンクから、フッ化カルシウム結晶が顔を出したところ。四角くみえているのが、吊り下げられたフッ化カルシウム結晶。96個あります。

本体タンクから、フッ化カルシウム結晶が顔を出したところ。別角度から。フッ化カルシウム結晶を、すこし上から見下ろして見ています。本体タンク内部も写っています。

私たちは、フッ化カルシウム結晶を波長変換剤に入れて使用しています。この波長変換剤は、紫外光を青色の光に変えます。水銀灯の明かりを受けて、フッ化カルシウム結晶の回りが青くなっているのがわかります。