lprコマンドの-Cオプションで指定できる機能ついて説明します。
給紙トレイ選択
排出トレイ選択
用紙種類選択
両面印刷
用紙サイズと両面印刷
丁合い
カラーモードと印刷モード
オプションのESC / P、HP-GL、PostScript言語で出力する場合、lprコマンドの-Cオプションを使って印刷の出力形態を指定できます。次のパラメーターが指定できます。
注記
以下に記載されてないパラメーターを指定した場合、そのパラメーターは無視されます。
給紙トレイの選択には、用紙サイズを指定する場合とトレイを指定する場合があります。用紙サイズを指定した場合は、指定した用紙がセットされたトレイを自動的に検索して、トレイを選択します。
指定可能なパラメーターは、次のとおりです。
| "INTRAY1"または"intray1" | トレイ1を選択します。 |
| "INTRAY2"または"intray2" | トレイ2(オプション)を選択します。 |
| "INTRAY3"または"intray3" | トレイ3(オプション)または大容量トレイ(オプション)を選択します。 |
| "INTRAY4"または"intray4" | トレイ4(オプション)または大容量トレイ(オプション)を選択します。 |
| "INTRAY5"または"intray5" | トレイ5(手差し)を選択します。 |
| "INMF"または"inmf" | トレイ5(手差し)を選択します。 |
| "A3"または"a3" | A3用紙がセットされたトレイを選択します。 |
| "B4"または"b4" | B4用紙がセットされたトレイを選択します。 |
| "A4"または"a4" | A4用紙がセットされたトレイを選択します。 |
| "B5"または"b5" | B5用紙がセットされたトレイを選択します。 |
| "A5"または"a5" | A5用紙がセットされたトレイを選択します。 |
| "LETTER"または"letter" | レターサイズを選択します。 |
| "LEGAL"または"legal" | リーガルサイズ(8.5×14)を選択します。 |
| "INHC"または"inhc" | 大容量トレイを選択します。 |
指定可能なパラメーターは、次のとおりです。
| "OUTUP"または"outup" | フェイスアップトレイに排紙します。 |
| "OUTDOWN"または"outdown" | フェイスダウントレイに排紙します。 |
指定可能なパラメーターは、次のとおりです。
| "PST"または"pst" | 普通紙を選択します。 |
| "PT1"または"pt1" | 厚紙1を選択します。 |
| "PT2"または"pt2" | 厚紙2を選択します。 |
| "POH"または"poh" | OHPフィルムを選択します。 |
| "PTP"または"ptp" | トレーシングペーパーを選択します。 |
| "PLB"または"plb" | ラベル紙を選択します。 |
| "PQU"または"pqu" | 上質紙を選択します。 |
| "PRC"または"prc" | 再生紙を選択します。 |
指定可能なパラメーターは、次のとおりです。
| "DUP"または"dup" | 次のように両面印刷されます。 ![]() |
| "TUMBLE"または"tumble" | 次のように両面印刷されます。 ![]() |
| "SIMP"または"simp" | 片面印刷します。 |
紙サイズと、両面印刷するときのとじ方を選択します。
指定可能なパラメーターは、次のとおりです。
| "A3D"または"a3d" | 用紙サイズはA3で、長辺とじの両面印刷 |
| "A3T"または"a3t" | 用紙サイズはA3で、短辺とじの両面印刷 |
| "A4D"または"a4d" | 用紙サイズはA4で、長辺とじの両面印刷 |
| "A4T"または"a4t" | 用紙サイズはA4で、短辺とじの両面印刷 |
| "B4D"または"b4d" | 用紙サイズはB4で、長辺とじの両面印刷 |
| "B4T"または"b4t" | 用紙サイズはB4で、短辺とじの両面印刷 |
| "A5D"または"a5d" | 用紙サイズはA5で、長辺とじの両面印刷 |
| "A5T"または"a5t" | 用紙サイズはA5で、短辺とじの両面印刷 |
| "B5D"または"b5d" | 用紙サイズはB5で、長辺とじの両面印刷 |
| "B5T"または"b5t" | 用紙サイズはB5で、短辺とじの両面印刷 |
指定可能なパラメーターは、次のとおりです。
| "COLLATE"または"collate" | 電子ソートされます。 |
指定可能なカラーモードと印刷モードのパラメーターは、次のとおりです。
| "CC"または"cc" | カラーモードでカラー、印刷モードで画質優先を選択します。 |
| "CB"または"cb" | カラーモードでカラー、印刷モードで速度優先を選択します。 |
| "GC"または"gc" | カラーモードで白黒、印刷モードで画質優先を選択します。 |
| "GB"または"gb" | カラーモードで白黒、印刷モードで速度優先を選択します。 |
| "AC"または"ac" | カラーモードで自動(カラー / 白黒)、印刷モードで画質優先を選択します。 |
| "AB"または"ab" | カラーモードで自動(カラー / 白黒)、印刷モードで速度優先を選択します。 |
注記
・1回のlprコマンドで同時に複数のパラメーターを指定すると、正しく印刷されない場合があります。
・プリント言語によっては、指定が無効になります。
・パラメーターを指定しない場合は、システムデフォルト値が使用されます。
お使いの機種で提供されるlpdで、プリントの出力形態を指定するには、次のように入力します。
-C, [パラメーター1], [パラメーター2]
「-C」に続いて、「,」(カンマ)を入力し、「,」の記述以降は出力形態を指定するパラメーターを入力します。複数のパラメーターを指定する場合も、「,」で区切ります。
たとえば、ファイル名「file1」をA4両面、丁合いでプリンター名「fxPS」で印刷する場合、次のように入力します。
| %lpr -PfxPS -C,DUP,A4,COLLATE file1 |