www-server:/usr/www/docs/Divisions/np1/tamidaq/info/daq_command.txt.v1.0

  新DAQ用コマンド  ver 1.0  14-SEP-1995

VME上のコマンド (vme02)
  login 方法
    センター内のホストから
    % telnet vme02
      username: gr
      password: xxxxxx
    でログインできる。
    ログイン後、DAQ用の環境設定をおこなう
    % rdefs
    を実行すること。

  modules
    DAQ に必要な module (driver等) がロードされているかどうかを調べる。
    % modules
    現在チェックの対象としている module は
    k2917, k2917drv, rmb5576, rmb5576load, nullman
    である。

  k2917load
    k2917 driver をロードする。
    まず、modules コマンドを実行し、k2917 driver が表示されない時は、
    % k2917load
    によって k2917 driver がロードされる。

  rmb5576load
    rmb5576 driver をロードする。 
    まず、modules コマンドを実行し、rmb5576 driver が表示されない時は、
    % rmb5576load
    によって rmb5576 driver がロードされる。

  nfa
    k2917 を通してカマックファンクションを発行する。
    % nfa n f a [c]        (read:    f=0-7)
    % nfa n f a data [c]   (write:   f=16-23)
    % nfa n f a [c]        (control: f=0-7,24-31)
      n: station number
      f: function
      a: subaddress
      c: crate number
      data: data to write
    k2917 driver が必要である。

  rnafd
    remote naf の daemon プロセス。
    % rnafd
    リモート naf を行なう時にはこのプロセスの走っている必要がある。
    バッググラウンドで走らせたい時は、
    % rnafd >log_file &
    とする。

  k2917reset
    k2917 にリセット信号を送る。
    % k2917reset

  k3922reset
    k3922 にリセット信号を送る。
    % k3922reset  c
      c: crate number

  k2917unlock
    k2917 が他のプロセスによりロックされている時、これを強制的に解除する。
    % k2917unlock
    
  rinit
    DAQ立ち上げ時にドライバのイニシャライズをおこなう。
    % rinit
    実行してよいか、確認してくるので、y もしくは n で答える。
    ※不用意に使用しないこと。

  rend
    DAQ 関係のプロセスを終了させる。
    実行してよいか、確認してくるので、y もしくは n で答える。
    ※不用意に使用しないこと。
    
  rstart
    data acquisition をスタートする。
    % rstart [run_number] [,] [comment ...]
      run_number: run number
      comment: comment
    パラメータが正しいか確認してくるので、y もしくは n で答える。
    run_number を省略する時は、コンマ "," を入れること。

  rstop
    data acquistion をストップする。
    % rstop

muse 上のコマンド
  login 方法
    ... 実験用アカウントを作成予定です。

  rfm_init
    reflective memory のイニシャライズをする。
    % rfm_init
    実行してよいか、確認してくるので、y もしくは n で答える。
    ※不用意に使用しないこと。

  errlog
    error log プロセスの起動
    % errlog [log_file]
    log_file: log file name

  router
    router プロセスの起動
    % router buf_num
    buf_num: reflective memory 上の buffer 番号。
    指定されたバッファのデータのルーティングを行なう。

  router_builder
    event builder プロセスの起動。
    % router_builder buf_num1 buf_num2
    buf_num: reflective memory 上の buffer 番号。
    指定されたバッファ(1)のルータからデータを取得し、イベントビルド
    をおこなってバッファ(2)に出力する。
    ※ バッファ(1) のルータが起動している必要がある。

  router_cat
    router から取得したデータを出力する。
    % router_cat buf_num
    buf_num: reflective memory 上の buffer 番号。
    指定されたバッファ(1)のルータからデータを取得し、標準出力に書き込む。
    ※ ブロックサイズがブロックによって変化するため、データの保存には
       使用しないこと。router_save を使用して下さい。
        
  router_save
    router から取得したデータをファイルに出力する。
    % router_save buf_num file_name
    buf_num: reflective memory 上の buffer 番号
    file_name: 保存するファイルの名前
    指定されたバッファ(1)のルータからデータを取得し、ファイルに書き込む。
    ブロックサイズは固定長である。

  router_tcp
    DAQ TCP daemon プロセスの起動
    % router_tcp
    他のホストから TCP/IP を介しての接続要求に答えるプロセス。muse 上で
    １つ走っていれば良い。

  rnaf
    リモート naf を実行する
    % rnaf c n a f [data]
      n: station number
      f: function
      a: subaddress
      c: crate number
      data: data to write (f=0-7の時必要)
    vme 上で rnafd の走っている必要がある。   

補足
  muse 上から カマックファンクションを発行するプログラムの作成について。
    ヘッダファイル ~tamii/daq/dev/rnaf/rnaflib.h を include して下さい。
    ライブラリ ~tamii/daq/lib/rnaflib.o をリンクするときに加えて下さい。
    プログラムの作成については ~tamii/daq/dev/rnaf/rnaf.c を、コンパイル／
    リンクについては、~tamii/daq/dev/rnaf/makefile を参考にして下さい。

    rnaf_init()  ... イニシャライズをします。プログラム起動時に呼んで下
                     さい。/* naf command structure */
    rnaf_exit()  ... 後始末をします。プログラム終了時に呼んで下さい。
    rnaf(naf_t*) ... naf を実行します。
    rnaf_show_error ... naf.error に対応するエラーメッセージを出します。

    typedef struct naf{
      unsigned short   cmd;        /* command to nafd */
      unsigned short   node;       /* reflective memory node ID */
      unsigned short   mod;        /* k2917 module number */
      unsigned short   c;          /* crate number */
      unsigned short   n;          /* station number */
      unsigned short   f;          /* camac function */
      unsigned short   a;          /* subaddress */
      unsigned short   size;       /* data transfer size (= NAF16 or NAF24) */
      unsigned long    data;       /* data */
      unsigned short   x;          /* x response */
      unsigned short   q;          /* q response */
      short            error;      /* result code */
      unsigned short   res[3];     /* reserved */
    } naf_t;

    ※この Structure 構造は将来変わる可能性があるので、rnaflib.h を include
      することによって定義して下さい。