www-server:/usr/www/docs/Divisions/np1/tamidaq/info/daq_manual_4he_fpp.txt.v1.0 RCNP新データ収集システム ユーザーズガイド 96/06/21 ver 1.0 for 4He(p,p)-FPP measurement JUN-96 0) 序 RCNP新データ収集システムの使用法について,説明します.この文章は, 1996年6月に行なわれた 4He(p,p)弾性散乱における偏極移行測定実験で の便宜を図るために書かれたもので I) 概略 1996年6月の 4He(p,p) 弾性散乱偏極移行測定実験では、以下のセット アップでデータ収集が行なわれました. フロントエンド ... VME 3系統 VME03 68020(GR) - HSM 3台 VME02 68040(BLP) - J11 1台 VME01 68040(LAS) - J11 1台 長距離データ転送 ... Reflective Memory 記録転送用CPU ... MUSE (SS4/10 Solaris2.3) 解析用CPU ... MARI (SS4/20 4.3BSD) KANAME (SS4/20 4.3BSD) YAYOI (DEC Alpha-VMS) データストレージ ... HD (on MUSE) データの流れは以下の用に設定しました. GR BLP LAS FERA VDC MWPC ADC/TDC ADC/TDC/VDC FERET 3377 RDTM J11 J11 │ │ │ │ │ HSM HSM HSM K3922 K3922 └─┐│┌─┘ │ │ K2917 K2917 K2917 VME03 VME02 VME01 │ │ │ └──────┐│┌────────┘ │││ Reflective Memory │││ Buffer #2, #4, #3 │││ ┌──────┘│└──────┐ │ │ │ ROUTER #2 ROUTER #4 ROUTER #3 │ │ │ │ │ │ │ │ │ ┌──┴──┐ │ │ │ │ │ │ Recorder Builder │ │ │ │ │ │ │ │ RFM │ │ HD │ Buf#1 │ │ │ │ │ ROUTER #1 │ │ │ │ │ │ │ │ ┌────┴──┐ │ │ Scaler ┌──────────────┐ Display │ DAQ TCP Server │ └──────────────┘ │││ MARI/KANAME/YAYOI Analyzers 注)Router 以下 TCP-Server までは MUSE上のプロセス II)Data Acquision のセットアップ 以下に Data Acquisition System の立ち上げ手順を示します。 (各VMEをリセットした後) 1. muse にログインする。 2. ウィンドウを開ける。 muse> daqsetup_3 3. 各 VME にログインする。 (Collector-GR Window) mari> telnet vme03 username: gr password: ... GR3> rdefs (Collector-LAS Window) mari> telnet ntsrw 1051 $ control+] telnet> mode character $ login gr password: ... GR1> rdefs (Collector-Pol Window) mari> telnet vme02 username: gr password: ... GR3> rdefs (Console-GR Window) mari> telnet vme03 username: gr password: ... GR3> rdefs (Console-Pol Window) mari> telnet vme02 username: gr password: ... GR3> rdefs 4. ドライバーのインストール 各 Collector Window (3つ)で GRx> modules k2917/k2917drv が表示されないとき GRx> k2917load rmb5576/rmb5576drv が表示されないとき GRx> rmb5576load 5. ドライバーの初期化 各 Collector Window (3つ)で GRx> rinit 確認のメッセージに y で答える。 6. muse 上で Reflective Memory の初期化を行う。 muse> rfm_init 確認のメッセージに y で答える。 7. J11 の イニシャライズ (Collector-LAS Window で) GR1> j11init (Collector-Pol Window で) GR2> j11init 8. Collector の起動 (Collector-GR Window) GR2> procs を実行し,collector および j11ctrl がすでに存在していない事を確認 して下さい.存在する時は同時に表示される Id を用いて GR3> kill Id により,プロセスを消去した後, GR3> rfm_init_buf_2 を実行して下さい. 次に, GR3> collector 2 により,collector を起動して下さい.エラーが表示される時は procs か ら繰り返して下さい.(colletor プロセスは止められないようになっている ため,Consoleウィンドウを用いて プロセスを消去する必要があります.) → rend コマンド (Collector-LAS Window) GR1> procs を実行し,collector および j11ctrl がすでに存在していない事を確認 して下さい.存在する時は同時に表示される Id を用いて GR1> kill Id により,プロセスを消去した後, GR1> rfm_init_buf_3 を実行して下さい. 次に, GR1> collector 3 により,collector を起動して下さい.エラーが表示される時は procs か ら繰り返して下さい.(colletor プロセスは止められないようになっている ため,Consoleウィンドウを用いて プロセスを消去する必要があります.) → rend_1 コマンド (Collector-Pol Window) GR2> procs を実行し,collector および j11ctrl がすでに存在していない事を確認 して下さい.存在する時は同時に表示される Id を用いて GR2> kill Id により,プロセスを消去した後, GR2> rfm_init_buf_4 を実行して下さい. 次に, GR2> collector 4 により,collector を起動して下さい.エラーが表示される時は procs か ら繰り返して下さい.(colletor プロセスは止められないようになっている ため,Consoleウィンドウを用いて プロセスを消去する必要があります.) → rend コマンド 9. Error Log の起動 (ErrorLog ウィンドウ上で) muse> cd /dat1/4he muse> errlog dat1.log を実行して下さい。 10. Router の起動 (Router-GR Window) muse> router -r 2 (Router-LAS Window) muse> router -r 3 (Router-Pol Window) muse> router -r 4 (Router-Builder Window) muse> router -r -b 48 1 11. イベントビルダの起動 (Builder Window) muse> router_builder 2 1 を,実行して下さい. 12. Scaler プロセスの起動 (Scaler-GR Window) muse> cd /dat1/4he muse> router_scaler 1 4he.scaler 13. Recorder プロセスの設定 (各 Recorder Window で) muse> cd /dat1/4he 以上で,初期セットアップは終わりです.お疲れさまでした. III)ランのスターとストップ 1) ランのスタート 次の手順でランをスタートして下さい. 1. Recorder プロセスの起動 (Recorder ウィンドウで) muse> router_save 2 file_name を実行して下さい.file_name には,保存するファイルの名前を 入れて下さい. 2. ランのスタート (Console ウィンドウ上で) GR2> rstart run_number, comment を実行して下さい.run_number には ランの番号を,comment には コメント文を入れて下さい. 3. マックのスタート マックのスタートボタンを押します. 2) ランのストップ 次の手順でランをストップして下さい. 1. マックのストップ マックのストップボタンを押します. 2. ランのストップ (Console ウィンドウ上で) GR2> rstop を実行して下さい.この時に出るエラーメッセージは無視して下さい. ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 3. Recorder プロセスの終了 (Recorder ウィンドウ上で) control+c を押して,プロセスを止めて下さい. IV)8mmテープへのコピー 1)RAW Data は MUSE 上の /tmp1/p2pfpp もしくは /usr1/p2pfpp のディレ クトリに保存しています.保存するディレクトリを変える時には, Recorder ウィンドウで muse> cd /tmp1/p2pfpp もしくは muse> cd /usr1/p2pfpp を実行して下さい. 2)ディスクの残り容量を見るコマンドは, muse> df -a です.単位は KByte です.ディスクスペースが小さくなりすぎないように 注意して下さい. 3)8mmテープへのデータのコピー方法 1.新しい8mmテープを MUSE 横の 8mmドライバに入れる. 点滅が終わるまで待つ. 2.コピーしたいファイルをひとつのディレクトリに集める. (mkdir や mv を使って下さい.) 3.現在のディレクトリにあるファイルを,次のコマンドで 8mmテープにコピーできます. muse> tar cvf /dev/rmt/0mb . 4.8mmテープを内容を確認します. muse> tar tvf /dev/rmt/0mb 5.現在のディレクトリに8mmテープ上のファイルを読み込むには 以下のコマンドを使って下さい. muse> tar xvf /dev/rmt/0mb 6.その他以下のコマンドが8mmテープに対して用いられます. muse> mt -f /dev/rmt/0mb rewind テープの巻き戻し muse> mt -f /dev/rmt/0mb offline テープの巻き戻し&取り出し 注)テープ1巻に入れるデータの量は2GB以下が良いでしょう. V)トラブルシューティング 1)J11が止まっていると思われる時. (Collector上で,"i=100,j=100"のメッセージが出た時はJ11は止まっ ています.) 1.ランをストップする.(Console ウィンドウ上で) GR2> rstop エラーメッセージは無視する. 2.必要であれば,マックをストップする. 3.j11のプログラムを再ダウンロードする.(Console ウィンドウ上で) GR2> j11init_2 上記の作業で,J11は再スタートします. 2)Collector が止まっていると思われる時. (Collector ウィンドウに何もメッセージが表示されず,上記のJ11再開 方法をおこなっても,Collector ウィンドウが沈黙したままであれば, Collector プロセスは止まっています) 1,Collectorを止める命令を試してみる.(Console ウィンドウ上で) GR3> rend 確認を求めて来るので,yを入力して下さい. 2.残っているプロセスをみる.(Console ウィンドウ上で) GR3> procs 3.collector や j11ctrl という名前のプロセスが残っていれば, GR3> kill id で,プロセスを止めます.id は procs 命令で表示されるプロセスID (一番左のカラム)です. 4.j11ctrl を 上記の kill で止めた場合, GR3> j11_init_buf_2 を必ず実行して下さい. 5.collector プロセスを再開します.(Collector ウィンドウ上で) GR3> collector 2 以上で,collector プロセスが再開します. 3)Routerプロセスを止めたい時 router #2 を止めるには muse> router_send 2 term router #1 を止めるには, muse> router_send 1 term を実行して下さい.router およびその router に接続している consumer プロセスが止まります. 4)Collector および router 以外のプロセスは control+c で止まります。 VII)その他 1) Autotrim の発行の仕方。 1. MAC をストップ、もしくはサスペンドする。 2. 4298 に繋がっている 4299 もしくは RDTM のステーション番号を 確認し、GR2> 上で autotrim_xx を実行する。 例えば、4298 が ステーション 14 の RDTM に接続されている時は、 GR2> autotrim_14 を実行する。 2) FERA Pedestal の設定 1. Pedestal 値を変更する時には、GR2> 上で /h0/gr/nfa/ferapede を編集して下さい。 GR2> emacs /h0/gr/nfa/ferapede 例えば、 7 17 10 40 と書かれている行は、N=7 の FERA の Channel 10 の Pedestal 値 を 40 に設定するということを意味します。40 が 何 mV に対応す るかはモジュールの設定に依存します。 保存して終了するには ESC+z を入力して下さい。ESC キーがない時 は Cntl+[ で ESC キーの代用ができます。 2. GR2> 上で GR2> ferapede を実行し、Pedestal 値のロードを行ないます。