www-server:/usr/www/docs/Divisions/np1/tamidaq/info/daq_manual_las_gr.txt.v1.0 RCNP新データ収集システム ユーザーズガイド 96/04/23 ver 1.0 for LAS & GR simultaneous measurement APR-1996 0) 序 RCNP新データ収集システムの使用法について,説明します.この文章は, 1996年4月に行なわれたLAS開発実験(Xlinx による BLP回路テストを同時 におこなう)用のセットアップの詳細を述べたものです。実験によってセット アップが異なるため、他の実験においては以下の説明が正しくない場合がある ことに注意して下さい。 I) 概略 1996年4月の LAS 開発実験は、以下のセットアップでデータ収集が行な われました. LAS側 GR側 フロントエンド ... vme01+J11×1 vme02+J11×2 スケーラ ... CAMAC Scaler×1 CAMAC Scaler×6 長距離データ転送 ... Reflective Memory Reflective Memory 収集用CPU ... VME01(68040/OS9) VME02(68040/OS9) 記録転送用CPU ... MUSE(SS4/10 Solaris2.3) MUSE(SS4/10 Solaris2.3) 解析用CPU ... YAYOI (Alpha-VMS) YAYOI (Alpha-VMS) データストレージ ... HD(on MUSE) HD(on MUSE) データの流れは以下の用に設定しました. LAS Modules GR Pol Modules Scaler Modules Scalers │ │ │ │ │ │ J11 J11 J11 │ │ │ │ └───┐ ┌─┘ K2917 k2917 VME02 VME02 │ │ └─────┐┌────┘ ││ Reflective Memory ││ (Buf#2)││(Buf#1) ││ ┌────┘└─────┐ ROUTER #2 ROUTER #1 │ │ │ │ │ │ ┌─┴──┬───┐┌───┼────┐ │ │ ││ │ │ │ │ ││ │ │ Recorder Scaler ││ Recorder Scaler │ ││ │ ││ HD TCP-Server ││ ┌───┘└────┐ YAYOI YAYOI 注)Router 以下 TCP-Server までは MUSE上のプロセス II)セットアップの方法 (LAS側) 以下の順序でセットアップを行って下さい. 1) MUSEにログインする. MUSE の コンソールから username: quser password: ..... でログインして下さい. 2) ウィンドウを明ける muse> daqsetup で必要なウィンドウを開きます. 3) VME01 (202.13.207.161) に ログインする Console および Collector のウィンドウで muse> telnet vme01 を実行し,vme01にログインして下さい. ユーザー名は gr パスワードは .... です. 双方とも,ログイン後に必ず, GR1> rdefs を実行して下さい. 注)ログインがうまく行かない時は,ウィンドウを消去し,新しいウィンドウ を作成して,もう一度ログインして下さい.どうしてもうまく行かない時 には,miho 経由でログインして下さい. 4) VME01 上の ドライバーの初期設定 GR1> modules を実行して,ドライバがロードされている事を確認して下さい. k2917ドライバが表示されない場合は GR1> k2917load を,rmb5576ドライバが表示されない時は, GR1> rmb5576load を実行して下さい. この後, GR1> rinit を実行し,Reflective Memory ドライバを初期化して下さい. 5) MUSE 上の ドライバの初期設定 muse> rfm_init により,ドライバの初期化を行って下さい. 6) Collector の起動 (Collector ウィンドウ上で) GR1> procs を実行し,collector および j11ctrl がすでに存在していない事を確認 して下さい.存在する時は同時に表示される Id を用いて GR1> kill Id により,プロセスを消去した後, GR1> rfm_init_buf_2 を実行して下さい. 次に, GR1> collector 2 1 ^^^^^^^^^^^^^^ により,collector を起動して下さい.エラーが表示される時は6)を 繰り返して下さい.(colletor プロセスは止められないようになっている ため,Consoleウィンドウを用いて プロセスを消去する必要があります.) collector の最初の引数の 2 は reflective memory 上のバッファ番号を、 2番めの引数の 1 は CAMAC Crate の数を意味します。 7) Error Log の起動 (ErrorLog ウィンドウ上で) muse> cd /dat1/las muse> errlog las.log を実行して下さい。 8) Router #2 の起動 (Router#2 ウィンドウ上で) muse> router 2 を実行して下さい.すぐに終了してしまう時には, muse> router -r 2 としてください. 9) Scaler プロセスの起動 (Scaler ウィンドウ上で) muse> cd /dat1/las muse> router_scaler 2 las.scaler を,実行して下さい. 10)Recorder プロセスの設定 (Recorder ウィンドウ上で) muse> cd /dat1/las を,実行して下さい. 11)J11 の イニシャライズ (Console ウィンドウ上で) GR2> j11init を,実行して下さい. III)セットアップの方法 (GR側) 以下の順序でセットアップを行って下さい. 1) MUSEに X ログインする. username: quser password: ..... で X ログインして下さい. 2) ウィンドウを明ける muse> daqsetup+ で必要なウィンドウを開きます. 3) VME02 (202.13.207.162) に ログインする Console および Collector のウィンドウで muse> telnet vme02 を実行し,vme02にログインして下さい. ユーザー名は gr パスワードは .... です. 双方とも,ログイン後に必ず, GR2> rdefs を実行して下さい. 注)ログインがうまく行かない時は,ウィンドウを消去し,新しいウィンドウ を作成して,もう一度ログインして下さい.どうしてもうまく行かない時 には,miho 経由でログインして下さい. 4) VME02 上の ドライバーの初期設定 GR2> modules を実行して,ドライバがロードされている事を確認して下さい. k2917ドライバが表示されない場合は GR2> k2917load を,rmb5576ドライバが表示されない時は, GR2> rmb5576load を実行して下さい. この後, GR2> rinit を実行し,Reflective Memory ドライバを初期化して下さい. 5) Collector の起動 (Collector ウィンドウ上で) GR2> procs を実行し,collector および j11ctrl がすでに存在していない事を確認 して下さい.存在する時は同時に表示される Id を用いて GR2> kill Id により,プロセスを消去した後, GR2> rfm_init_buf_1 を実行して下さい. 次に, GR2> collector 1 2 ^^^^^^^^^^^^^^ により,collector を起動して下さい.エラーが表示される時は6)を 繰り返して下さい.(colletor プロセスは止められないようになっている ため,Consoleウィンドウを用いて プロセスを消去する必要があります.) collector の最初の引数の 1 は reflective memory 上のバッファ番号を、 2番めの引数の 2 は CAMAC Crate の数を意味します。 7) Router #1 の起動 (Router#1 ウィンドウ上で) muse> router 1 を実行して下さい.すぐに終了してしまう時には, muse> router -r 1 としてください. 8) Scaler プロセスの起動 (Scaler ウィンドウ上で) muse> cd /dat2/blp muse> router_scaler 1 p2pfpp.scaler を,実行して下さい. 9)Recorder プロセスの設定 (Recorder ウィンドウ上で) muse> cd /dat2/blp を,実行して下さい. 10)J11 の イニシャライズ (Console ウィンドウ上で) GR2> j11init_2 を,実行して下さい. 以上で,初期セットアップは終わりです.お疲れさまでした. IV)ランのスターとストップ (LAS) 1) ランのスタート 次の手順でランをスタートして下さい. 1. Recorder プロセスの起動 (Recorder ウィンドウで) muse> router_save 2 file_name を実行して下さい.file_name には,保存するファイルの名前を 入れて下さい. 2. ランのスタート (Console ウィンドウ上で) GR2> rstart run_number, comment を実行して下さい.run_number には ランの番号を,comment には コメント文を入れて下さい. 3. マックのスタート マックのスタートボタンを押します. 2) ランのストップ 次の手順でランをストップして下さい. 1. マックのストップ マックのストップボタンを押します. 2. ランのストップ (Console ウィンドウ上で) GR2> rstop を実行して下さい.この時に出るエラーメッセージは無視して下さい. ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 3. Recorder プロセスの終了 (Recorder ウィンドウ上で) control+c を押して,プロセスを止めて下さい. V)ランのスターとストップ (GR) 1) ランのスタート 次の手順でランをスタートして下さい. 1. Recorder プロセスの起動 (Recorder ウィンドウで) muse> router_save 1 file_name を実行して下さい.file_name には,保存するファイルの名前を 入れて下さい. 2. ランのスタート (Console ウィンドウ上で) GR2> rstart run_number, comment を実行して下さい.run_number には ランの番号を,comment には コメント文を入れて下さい. 3. マックのスタート マックのスタートボタンを押します. 2) ランのストップ 次の手順でランをストップして下さい. 1. マックのストップ マックのストップボタンを押します. 2. ランのストップ (Console ウィンドウ上で) GR2> rstop を実行して下さい.この時に出るエラーメッセージは無視して下さい. ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 3. Recorder プロセスの終了 (Recorder ウィンドウ上で) control+c を押して,プロセスを止めて下さい. VI)8mmテープへのコピー 1)RAW Data は MUSE 上の /dat1/las もしくは /dat2/las のディレ クトリに保存しています.保存するディレクトリを変える時には, Recorder ウィンドウで muse> cd /dat1/las もしくは muse> cd /dat2/las を実行して下さい. 2)ディスクの残り容量を見るコマンドは, muse> df -a です.単位は KByte です.ディスクスペースが小さくなりすぎないように 注意して下さい. 3)8mmテープへのデータのコピー方法 1.新しい8mmテープを MUSE 横の 8mmドライバに入れる. 点滅が終わるまで待つ. 2.コピーしたいファイルをひとつのディレクトリに集める. (mkdir や mv を使って下さい.) 3.現在のディレクトリにあるファイルを,次のコマンドで 8mmテープにコピーできます. muse> tar cvf /dev/rmt/0mb . 4.8mmテープを内容を確認します. muse> tar tvf /dev/rmt/0mb 5.現在のディレクトリに8mmテープ上のファイルを読み込むには 以下のコマンドを使って下さい. muse> tar xvf /dev/rmt/0mb 6.その他以下のコマンドが8mmテープに対して用いられます. muse> mt -f /dev/rmt/0mb rewind テープの巻き戻し muse> mt -f /dev/rmt/0mb offline テープの巻き戻し&取り出し 注)テープ1巻に入れるデータの量は2GB以下が良いでしょう. VII)トラブルシューティング 1)J11が止まっていると思われる時. (Collector上で,"i=100,j=100"のメッセージが出た時はJ11は止まっ ています.) 1.ランをストップする.(Console ウィンドウ上で) GR2> rstop エラーメッセージは無視する. 2.必要であれば,マックをストップする. 3.j11のプログラムを再ダウンロードする.(Console ウィンドウ上で) GR2> j11init 上記の作業で,J11は再スタートします. 2)Collector が止まっていると思われる時. (Collector ウィンドウに何もメッセージが表示されず,上記のJ11再開 方法をおこなっても,Collector ウィンドウが沈黙したままであれば, Collector プロセスは止まっています) 1,Collectorを止める命令を試してみる.(Console ウィンドウ上で) GR3> rend 確認を求めて来るので,yを入力して下さい. 2.残っているプロセスをみる.(Console ウィンドウ上で) GR3> procs 3.collector や j11ctrl という名前のプロセスが残っていれば, GR3> kill id で,プロセスを止めます.id は procs 命令で表示されるプロセスID (一番左のカラム)です. 4.j11ctrl を 上記の kill で止めた場合, GR3> j11_init_buf_2 を必ず実行して下さい. 5.collector プロセスを再開します.(Collector ウィンドウ上で) GR3> collector 2 以上で,collector プロセスが再開します. 3)Routerプロセスを止めたい時 router #2 を止めるには muse> router_send 2 term router #1 を止めるには, muse> router_send 1 term を実行して下さい.router およびその router に接続している consumer プロセスが止まります. 4)Collector および router 以外のプロセスは control+c で止まります。 VIII)その他 1) Autotrim の発行の仕方。 1. MAC をストップ、もしくはサスペンドする。 2. GR1 上で autotrim を実行する。 GR1> autotrim_las