RCNP研究会「格子QCD実践入門」 Date 2004年1月14(水)、15(木) Place 大阪大学核物理研究センター 1 研究会主旨 計算機の高速化かつ低価格化により、しばらく前のスーパーコンピュータ並みの計算資源を研究室レベルで持つことが可能になってきた昨今、格子QCDシミュレーションが幅広くハドロン物理の研 究の道具として有効活用される状況になってきているといえます。 そこで今回、 ・格子QCDについては興味があるが、その内容を理解できていないと感じている人 ・格子QCDについて多少の知識があるがシミュレーションを始めることに躊躇していた人 ・格子QCDを利用してハドロン物理や場の量子論の研究における自分のアイデアを検証してみたい人などの人を対象とした、格子QCDの入門かつ実践的なスクールを、RCNP研究会の一環として企画しました。2日間のスクールの中で格子QCDの簡単な入門に対する講義と実際の格子QCDのコード(*)を動かしての実習を考えています。 実習を主眼としたスクールの性格上、参加資格は以下の条件 ・現在、RCNPの計算機 senri にアカウントがある方、もしくはスクールまでにアカウント取得可能な方 ・無線LAN接続可能なノートパソコンを持参できる方 ・Fortranを使ってプログラミングをしたことがある方 ・データをなんらかのソフトウェアを使ってグラフ化できる方 を満たしていただける方とします。 なお現在RCNPのアカウントをお持ちでない方でこれを機会に取得を 希望される方は、RCNPのhome page http://www.rcnp.osaka-u.ac.jp/Divisions/CN/computer/apply/apply_com.html からwebによって申請してください。その際コンタクトパーソンを記入する 必要がありますので、そこは保坂(hosaka)にしてください。アカウント発行までに数日かかる場合がありますので、それ以上の余裕を持って申請して下さい。 *:格子QCDのコードはオープンソース Lattice Tool Kit (http://nio-mon.riise.hiroshima-u.ac.jp/~LTK)を利用します。 2 スケジュール(予定) 14日(水) 午前11:00− 講義:格子QCDの簡単な入門1 午後14:00− 実習:ゲージ配位の生成と有限温度相転移 15日(木) 午前 9:00− 講義:格子QCDの簡単な入門2 午後13:30− 午後 実習:クェンチ近似によるパイオンの質量の測定 申し込み先/問い合わせ先 中野 貴志 保坂 淳 大阪大学核物理研究センター e-mail: nakano@rcnp.osaka-u.ac.jp hosaka@rcnp.osaka-u.ac.jp |