「スパレーション超冷中性子による物理」研究会 ---中性子基礎物理と関連分野の興隆を目指して--- 日時:2005年3月17日(木)−3月18日(金) 場所:大阪大学 RCNP 趣旨: 近年、新しい中性子源による基礎物理研究が、諸外国の主要な中性子施設で行わ れています。現在、世界最強の中性子源は、Grenoble原子炉によるものでありま すが、Los Alamos、Oakridge SNS、Zurich PSI、そしてMunchenでは、スパレー ション中性子や新しい原子炉を用いた研究が展開されようとしています。 近年特に注目を集めているのが新しい超冷中性子研究です。Los Alamos, SNS, North Carolina, Indiana, Grenoble, PSI, Munchenでは、Grenoble原子炉のUCN 強度を2桁以上超えるものが計画、また建設されようとしています。日本におい ても、2001年に、KEKの新しいスパレーションUCN源がRCNPに設置され、2002年に UCNの発生実験が行われました。現在、UCN強度を100倍にする増強計画が進め られています。この研究会では、この機会をとらえ、関連の基礎物理研究につい て議論されます。 現在、研究会の規模と進め方について検討しています。ご関心をお持ちの方がお られましたら、当方までご連絡下さい。この研究会で、議論する内容として、以 下のものを検討しています。 1 He-II スパレーション UCN源の期待される性能と現状、 2 He-II スパレーション UCN源の現場公開と装置の説明、 3 世界のUCN源の現状、 4 中性子基礎物理等、関連分野の研究 2004年12月3日 世話人一同 世話人:畑中吉治(阪大RCNP)、増田康博(KEK) 申し込み先/問い合わせ先 増田康博 高エネルギー加速器研究機構素核研 Tel/Fax:029 864 5617 / 029 879 6072 e-mail:yasuhiro.masuda@kek.jp |