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原子核のE1,M1励起モードの探究と今後の戦略 大阪大学核物理研究センター本館4階講義室 2009年8月6日(木)〜7日(金) |
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皆様、 |
1) 研究会のテーマ | 原子核のE1,M1励起モードの探究と今後の戦略 (RCNPミニワークショップ) |
2) 研究会内容 | 近年粒子崩壊閾値近傍のE1およびM1励起強度の理論的・実験的研究が議論を集 めています。近年の実験的研究から、多くの原子核に共通して、中性子崩壊閾値 近傍にまとまったE1励起強度があることが分かってきました。(γ,n)反応で良く 調べられ理論的にも中性子と陽子の集団的相対振動としてよく記述されるGiant Dipole Resonance (GDR)と対比して、Pygmy Dipole Resonance (PDR)と称し、 中性子と陽子から成るコアに対する、中性子(もしくは陽子)スキンの双極子振動と して理解されるのではないかという議論が行われています。殻模型、相対論的RPA、 準粒子RPA、ETFFH、準粒子フォノンモデルなど多くの理論計算が行われています が、Collectivity、どの程度の数の状態のコヒーレントな重ねあわせとなるか、 また、スキンとの関係や共鳴状態といえるかどうかなど多くの点で意見の一致を みていません。また、同励起エネルギー領域には、M1共鳴の存在やトロイダル型 E1励起状態の存在の示唆などが報告されていますが、いずれも確証が得られて いない状況です。これらの励起強度は、超新星爆発中の反応や元素合成などの宇 宙核物理学に影響を与えるということからも注目を集めています。 ? 一方で、従来から行われてきた(γ,γ')や(γ,n)反応に加え、近年(p,p')の超 前方測定、レーザー逆コンプトン光による偏極(γ,γ')測定や、(γ,n)測定の発 展などにより、閾値付近の励起強度を、多くのプローブを組み合わせて多角的・ 体系的に測定できる可能性が広がってきました。 今回のミニワークショップでは実験・理論によるE1,M1励起状態の研究の現状を 理解し、それぞれのプローブの利点を生かした実験とその組み合わせによる組織的 研究の土台となる議論を行うとともに、E1,M1励起強度の理論的記述の現状と今後 の戦略について話し合う予定です。 |
3) 会場、日程 |
会場: 大阪大学 核物理研究センター 本館4階講義室 日程: 8/6(木)、7(金) 8/6は研究の現状、8/7は今後の研究への議論を中心に進める予定 会場アクセス: http://www.rcnp.osaka-u.ac.jp/jp/access/index.html |
4) 申し込み |
民井(tamii[at]rcnp.osaka-u.ac.jp)まで下記の情報をemailにてご連絡下さい。 7/23締切にてお願いします。 |
研究会参加申込 | 氏名: 所属: 身分: 電話: email: 講演: 有or無、 有の場合タイトル: 宿舎申込: 要or不要、 要の場合宿泊日: 8月 日(着) - 8月 日(発) 旅費希望※:要or不要、 要の場合出張日程: 8月 日 - 8月 日 ※予算を準備していますが、あまり潤沢ではありませんので、 できるだけご協力をお願いしております。 |
5) 世話人 | 宇都宮弘章、藤田佳孝、静間俊行、嶋逹志、民井淳 佐川弘幸、中田仁 |
問い合わせ先 | 民井淳 tamii[at]rcnp.osaka-u.ac.jp, tel: 06-6879-8921 |
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