陽子と中性子によって構成される原子核物質の性質を明らかにすることを通して、新しい現象や性質、宇宙の成り立ちや進化に関わる謎を解明していくことを研究目的としています。超高エネルギー宇宙線の光分解反応、原子核の電気分極、密度振動や相転移、新しい励起モード、核表面のアルファ粒子析出現象、中性子星の状態方程式、ビッグバン元素合成などの研究を進めています。
民井研究室では大学院生の受け入れを行っています。
希望する方は大阪大学理学研究科大学院入試の出願の際に、「基礎原子核物理」グループ を志望してください。
なお、「素粒子・核反応」グループや「原子核実験」グループでも原子核に関連した研究を行っています。
2024年度大学院入試説明会は 2024年4月20日に開催されますが、別途、見学や説明を希望する方はメールにて連絡ください。
連絡先アドレス: tamii at rcnp.osaka-u.ac.jp (at とスペースを @ に変換してください)
陽子と中性子によって構成される原子核物質の性質を明らかにすることを通して、新しい現象や性質、宇宙の成り立ちや進化に関わる謎を解明していくことを研究目的としています。特に光と原子核の反応である光核反応に着目し、原子核の電気分極率、新しい励起モード、中性子星の状態方程式、ビッグバン元素合成、超高エネルギー宇宙線の銀河間での光分解反応などの研究を進めています。
大阪大学核物理研究センターに設置されている高分解能磁気スペクトロメータ「グランドライデン」の共同利用・開発の取りまとめを行い、世界の多くの研究者との共同実験を推進しています。
大阪大学核物理研究センターならびに大阪大学理学部・理学研究科で原子核物 理学の研究教育を行っています。巨視的な核子多体系(あるいは核物質、原子 核物質とも)の物性を研究しており、中性子星への応用、量子多体系の普遍性 と多様性ならびに物質創生史の解明を目指します。核物理研究センターにおい ては特にグランドライデン等の核物理研究センターの実験設備を用いた核子物 質の物性研究(PHANES)を推進しています。理学部・理学研究科においてはアク ティブ標的を用いた実験的研究を含むさまざまな研究に取り組んでいます。
「原子核の表面科学」をテーマに掲げて研究教育を推進しています。重い原子核の表面でアルファ粒子が析出する現象を、アルファ粒子を叩き出すアルファ•ノックアウト反応という手法で解明しようとしています。身近な物質を構成する種々の原子核も例外ではなく、我々の体がアルファ粒子で溢れる、新しい物質観を示していきたいと考えています。核物理研究センターのダブルアーム•スペクトロメータはこの研究を進めるにあたり最適な道具であり、大阪大学から最新の実験結果を世界に発信することができます。研究をさらに発展させて、アルファ崩壊の謎や中性子星の核半径に関連した情報も引き出していきたいです。