プレスリリース「二重ベータ崩壊に類似した巨大共鳴状態の候補を観測(大田准教授)
大田准教授らの研究グループは、二重ガモフ・テラー巨大共鳴状態とよばれる原子核の新しい励起モードの候補を発見しました。
本研究では、理化学研究所RIビームファクトリーで得られる重イオンビームを48Ca標的に照射し、新たに開発した二重荷電交換反応(12C,12Be(0+2))を用いることで、48Ca中の1個の中性子が1個の陽子に変換されるガモフ・テラー遷移が二回起こった遷移を同定しました。
この研究成果はニュートリノを伴わない二重ベータ崩壊に関わる原子核応答を知る手がかりになる可能性があります。
なお本研究成果は、Progress of Theoretical and Experimental Physics (PTEP) Volume 2024, Issue 12, December 2024 に掲載されました。