CANDLES


宇宙 物質の起源を探る二重ベータ崩壊

2016年度

2016年07月11日  検出器のエネルギー較正を行いました。

検出器のエネルギー較正を行いました。

検出器温度が5℃前後で安定してきたため、 88Yガンマ線線源と中性子線源を用いた検出器較正を行いました。
88Yはステンレスタンク上から細いテフロンチューブを通して液体シンチレータの中へ導入します。
CaF2結晶の真横や斜め上に配置して88Yからのガンマ線を効果的にCaF2に照射することができます。
様々な較正測定を1週間をかけて実施しました。


88Yガンマ線源を導入するための装置。右側のリールの先に設置された錘の中に線源を入れることができます。

ステンレスタンク上で88Yガンマ線源を検出器の中に入れている様子です。箱についているダイヤルでどの高さに線源を導入するかを決定できます。

タンク上での中性子線照射によるガンマ線の測定も行いました。

測定が終わった後は岩盤からのガンマ線を遮蔽するために鉛の蓋を設置します。

タンク側面での中性子線照射によるガンマ線の測定も行いました。