カリキュラム概要

大阪大学内の関連部局による連携、量子ビームに関わる国内外のトップレベル機関・企業との連携によるカリキュラムを通じて、多彩な経験を積むことができます。所属専攻以外での研究活動(国内研修)や海外連携機関等での研究活動(海外研修)など、異分野融合や国際連携による共同研究を通じて、高度な専門性と多分野を俯瞰する力、国際的に活躍できるリーダーシップを効率よく身に着け、人的ネットワークなどを築く機会を得られます。

5年制コースと4年制コース

本プログラムは以下の研究科・専攻の学生を対象としています。

  • 大学院理学研究科物理学専攻
  • 大学院理学研究科化学専攻                              
  • 大学院理学研究科高分子科学専攻
  • 大学院医学系研究科医学専攻
  • 大学院医学系研究科保健学専攻
  • 大学院情報科学研究科情報システム工学専攻

理学研究科、医学系研究科保健学専攻、情報科学研究科は5年一貫コース (P1〜P5)、医学系研究科医学専攻は4年一貫コース (R1〜R4) で本プログラムを履修します。

修了要件

各研究科における博士前期課程ならびに博士後期課程を修了し、かつ本プログラムの定める履修科目の必須単位を取得しQEおよびFEに合格することで、本プログラムの修了が認められます。

必修・選択必修・選択科目

本プログラムの履修生は、以下の科目の10.5単位以上の履修が求められます。本プログラムは「主専攻型」の教育プログラムで、共通科目群は、各研究科の修了要件の単位としても認められます。

必修科目
  • 量子ビーム実践研修(国内)(2単位):所属専攻以外で、一定期間(28日以上)博士論文テーマとは別のテーマの共同研究に参加。
  • 量子ビーム実践研修(海外)(2単位):海外の連携機関で、一定期間(28日以上)の研究を行う。
  • 量子ビーム学際交流1~3(1.5単位):量子ビーム応用シンポジウム(年1回)への参加、国際会議などでの発表(少なくとも年1回)、未来社会ワークショップの企画運営などにより、異分野共創の経験を積む。
選択必修科目
  • 俯瞰力・社会実装力涵養科目群(1単位)(一部科目は理工情報系オナー大学院プログラム、ナノサイエンスデザイン教育研究センター、卓越大学院プログラム「生命医科学の社会実装を推進する卓越人材の涵養」と共有)
  • 量子ビーム応用科目(4単位):①量子ビーム情報系科目群、②量子ビーム医学系科目群、③量子ビーム応用科目群、④量子物理応用科目群、⑤量子ビーム化学系科目群、⑥量子機能分子創製科目群、⑦量子ビーム高分子科学系科目群、⑧量子ビーム総合基礎科目群から少なくとも2科目を選んで履修する。
選択科目
  • 量子ビーム実践英語科目群(一部科目は理工情報系オナー大学院プログラム、インタラクティブ物質科学カデットプログラムと共有)
  • 量子社学連携科目群:企業研究特別講義や機械学習など他研究科と共有科目を自由に選択・受講