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加速器調整

Proton 350 MeV for E483

AVF

  • 今回、AVF のターンセパレーションは良かったので、エミッタンスも良いはず。
  • AVF からのビームを分析コース(リング迂回ビームラインの一部?)で分析すると、26 keV (FWHM) のエネルギー分解能。悪くない。RING の後は速度が2倍程度であり、エネルギーは 6 倍程度になる。分解能も 6 倍程度の 156 keV (FWHM) となるはず?ただ、民井さんの経験的には、4 倍程度といったところになるようだ。

AVF & RING 再調整

  • 稲田さん調整 from ~9:00am Oct. 23, 2017
  • 問題
    • BM2 WS のビームロスモニター(分配マグネットの近く)が 100 mSv/h を越える –> トランスポーテーションが悪い?
    • GR w/ Au ターゲットで見るとビームに低エネルギーのテールが見えた。
    • FT (の電圧?)の調整で、テールが消え、分解能が悪くなったらしい。また、リングの外側のターンセパレーションの図で一番外のターンの減少が大きいように見えることから、引き出しの部分で切れているのではとのこと。これより、RING のビーム引き出し電極 (channelとも言う?) にあたっているのではとのこと。電極に当たっていると、結局安定しない。
    • スリットもいろいろ入っているため、見直し。
  • 対策
    • Phase slit (AVF にインジェクションして1ターン目にある時間幅を切る位相スリット) でテールを切って見る。AVF の分解能、ターンセパレーションは良いので、エミッタンスも良いはずであり、調整は Phase slit だけで良いのでは。
    • Trim 36 の磁場と、FT の位相及び電圧で引き出し部分を調整したい。カレントは常にモニターし最大になるように注意する。
    • 民井さんの話では 350 MeV proton でエネルギー分解能 100 keV (FWHM) 程度はいくのではとのこと。300 MeV proton で 100 keV (FWHM) は切るので。
    • 稲田さんの話では 分解能調整はカレントを見ながら行わないと深みにはまる。

稲田さん加速器調整 Procedure

  1. First we opened all the slits
  2. IRIS (Ion source - AVF 間の(エミッタンス?)スリット) は空けた。あまり効かない。
  3. 次はリングの調整
  4. Resolution is not so bad: 156 keV (FWHM)
  5. RING の磁場調整: Trim 36 –> 分解能にもテールにも効いた。ビームのカレントを見つつ調整。BM2 WS のロスモニターが規定値 (100 mSv/h) を頻繁に越えるようになる。156 keV –> 126 keV (FWHM) で Trim は終わり。
  6. RING FT - Phase –> 3倍波 の位相を変えると FT の傾きが変わり、分解能が変わる
  7. RING FT - voltage –> FT 部分の凹凸が変わる
  8. 加速器調整終了 –> Transportation の確認が必要

効いたところ

  • IRIS 空けた、効いてない
  • AVF の第一ターンにある phase slit
  • Trim 36 –> ビーム調整中に drift していたようだ
  • FT - phase –> GR Resolution & current を見ながら
  • FT - voltage –> GR Resolution & current を見ながら。

稲田さんトランスポーテーション調整 Procedure

  1. 上流から見ていいく
  2. ビームの大きさは悪くない。
  3. BV9-WS たてにつぶれているほうが、GR のアクセプタンス的に良い。
  4. +/- 5 mm at BV9-WS –> +/- 5 mm /2500 mm = +/- 2 mrad ~ 0.1 deg.

トランスポーテーションメモ

  • SW1 - QM3U-WS の間で入室直後 1.7 mSv/h。30 nA くらいで数時間照射。ビームがあたっているのかも?今回の実験で新設した BM2-WS ビームロスモニタでも 30 nA 出すと 50 mSv/h。
  • SW1 付近では前からラディエーションが高かった。

Memo

  • delta E/E = constant
    • 300 MeV –> « 100 keV (FWHM)
    • 350 MeV –> < 100 keV (FWHM)
  • 引き出しから軸を出すべきである。
    • BV-EXT3 ぶってん マグにふぃケーション 1
    • どっかで軸だししたほうが良い。 –> 写真取る、時々確認。12 or 24 時間ごと
  • スタビリティについて
    • 加速器の RF など
  • トラブル
    • LAN スイッチリセット –> DAQ の STOP の状態で –> DAQ のコネクションが切れるかも。もし切れたら DAQ の shutdown ボタンを押す。
  • 1 mm が 磁場の制御とコンパラ for Yuni's exp.
  • RING sector #1,2,5,6 に NMR が入っている
  • 2 週間たつとリングの磁石が温まって安定する
  • 2017年10月くらいからのビームが消える問題
    • RING + GR で見つかっている
    • 引き出しが変わっているので、RING 内部、またはそれより上流の問題
    • Cavity 電圧を変えると戻ってくる
    • ただし、エネルギーは電圧を変えた分だけ変わる
    • キャビティーは再現するので、ビームが消えたら、キャビティーだけいじり、基本的に待つ。
research/memos/acc_tuning.1513416157.txt.gz · 最終更新: 2017/12/16 18:22 (外部編集)
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