リングの磁場は2週間くらいでやっと安定する。普段は、ちょっとづつドリフトするため、リングからのビーム引き出しもドリフトし、ビームスポット位置(やその他のプロパティ)も変化する。通常は cavity 電圧を調整してこれを補うが、ビームのエネルギーは変わる。
リングの磁場を変える要因の一つは、冷却水の温度。温度制御が甘かった時代は GR で測定したビームエネルギーと温度の相関があったらしい。
リングの磁場は一部のマグネットで読んでいるらしい。Data base にも入っているはず。
350 MeV proton at E483 exp. では、set value が 0.2 A 変わると、GR 焦点面で 2 mm, 150 keV 相当のシフトとのこと
高分解能の実験(achroma or dispersive mode)では、西実験室や本体室を開けるとマグネットの温度変化が起きて、ギャップの大きさが変わり、磁束密度も変わり、再調整になる。再現性もなし。
加速器の冷却水は 0.1 度の精度で制御しているらしい。
実験時はOGFAに連絡せずともデフォルトで実験室の空調がONになる。
p 400 MeV - 10nA max at SC-FC
p 300 MeV - 20nA max at SC-FC