実施記録

JD1サイエンス教室 第4回を開催しました (更新日:2022/2/13) 今年度最後のJD1の講座を開催しました。
今回の内容は、「透明の科学」ということで、透明な物質が透明に見える仕組み、透明でないものが透けて見えない仕組みを学習しました。

木材は普通透明ではなく、よほど薄くないと透けては見えませんが、簡単に透明にする方法が2021年に論文で発表されました。
"Solar-assisted fabrication of large-scale, patternable transparent wood"
https://www.science.org/doi/10.1126/sciadv.abd7342
今回はこれを実際に試してみて、なぜ透明にできるのかを説明しながら、透明とは何かということについて考えてみました。


(こちらの写真は実際に論文と同じ方法で木材を処理し、透明にしたものです)



JD2サイエンス教室 第4回を開催しました (更新日:2022/1/9) 今年度最後のJD2の講座を開催しました。
今回の内容は、「翼を作ろう」ということで、飛行機の翼を工作して飛行機が飛べる仕組みを体験しました。



発泡スチロールで翼をつくり、そこに横から風を当てます。さて何が起こるでしょうか。 飛行機の翼と同じようにつくることができれば浮き上がるか軽くなるはずですが、翼の形状によってはその逆が起こる場合もあります。 このようなことを実験を通して体験し、講義でその仕組みを学びました。



サイエンスカンファレンスにて発表いたしました (更新日:2021/11/7) JD2生による研究をサイエンスカンファレンスにて発表いたしました。
研究テーマは2つで、それぞれ題名は、
 「表面張力の限界を探る」
 「衝撃を吸収する物質・構造とその利用方法についての研究」
です。表面張力の方では、さまざまな溶液について表面張力を強めるかどうか調べるために、それぞれコップになみなみと注いだあと何枚1円玉が入れたら溢れるかを実験により明らかにしました。また衝撃を吸収する物質については、卵を落としたときにどういう物質や構造の上に落とせば割れにくいかを調べました(卵は袋に入れておき、後に美味しくいただきました)。

これらのテーマは、2021年11月6日に各機関の先生方に対する審査発表会を行い、両テーマとも特別賞「プレゼンテーション賞」を受賞しました。




生命機能研究科見学会を実施いたしました (更新日:2019/12/27) 2019年12月26日に大阪大学生命機能研究科の見学会を実施いたしました。これが今年最後のイベントです。

今回は受講生44名が参加する大きな見学会イベントとなり、生命機能研究科の5つの研究室が見学を受け入れてくださいました。各研究室で講義を受けたり顕微鏡観察や実験を体験したりと盛り沢山な内容で、参加者にとって楽しく、また興味深い見学会となったのではないかと思います。

次回は1月に本年度4回目のSEEDS見学会を予定しています。こちらもお楽しみに。




第4回JD2サイエンス教室を開催いたしました (更新日:2019/12/20) 2019年12月15日に第4回目のJD2サイエンス教室を開催いたしました。これで本年度の教室は最後となります。

今回のテーマは「パスタブリッジをつくろう」ということで、材料力学や工学、構造についての講義をしたのちに、実際に自身で橋という構造物を設計し、つくってみました。最終的には重りを吊り下げて何グラムまで耐えられるか調べて、どういった構造が最も強いか、自分の作った構造はどれくらいだろうかというったことを確かめました。こうした設計し、つくって、試すという一連の作業を通じて工学のエッセンスを学んでもらえたらなと思います。今回は時間がありませんでしたが、このあと試行錯誤してくれたら完璧です!




サイエンスカンファレンスに参加しました (更新日:2019/11/20) 11月16日-17日に東京で開催されたサイエンスアゴラの企画「サイエンスカンファレンス2019」に参加してきました。サイエンスカンファレンスでは、ジュニアドクター育成塾の各実施機関で活動する受講生が集まり、取り組んでいる研究についてポスター発表を行ったり、一緒にグループワークに取り組み交流を深めるなどしました。

めばえ適塾からはJD2受講生による自主研究2題、
「天気を予測する? 不思議な結晶”ストームグラス”」(写真中央)
「落とした紐に生じる交点を支配する法則」(写真左)
を発表し、共に審査員による審査を経た「分野賞(数物理化学領域)」を受賞いたしました(写真右)。