大阪大学核物理研究センターへ異動

2021年9月1日付けで准教授に着任しました。

東京大学大学院理学系研究科附属原子核科学研究センターには大学院生時代の居候から、教務補佐員、助教と足掛け20年近く滞在しました。

京都大学の大学院生としてガンマ線分光に取り組み、修士号、博士号を取得。 助教に着任後はSHARAQ, OEDOなどの主幹装置におけるビームライン検出器の開発や、データ収集系の整備などを担当しながら、 自身の装置であるアクティブ標的の開発を行い、巨視的な核子多体系における非圧縮率の研究をすすめつつ、 核子多体系での凝縮相転移についての研究にも着手しました。

大阪大学では、新たな装置の強みを活かして、巨視的な核子多体系の物性研究を進めます。 この研究は中性子星の構造解明にも大きな寄与をするものと期待されます。

大田 晋輔
大田 晋輔
准教授(原子核物理学)

実験原子核物理学、巨視的な核子多体系の物性、中性子星、先端検出器開発