Nuclear Matter from Low-energy Reactions


日付
Jul 15, 2017 12:00 AM
イベント
場所
理化学研究所 和光本所

核物質の性質に迫る新たな原子核反応を用いた研究展開についての発表をOEDO Workshopにおいて行いました。

核構造を利用したこれまでの核物質の実験的研究は荷電スカラー状態の構造、応答に着目したものが主たる研究でした。核子あたりの入射エネルギー100−300MeVにおいてはそのような反応が主たる反応過程が支配的であったからという要因も一つでした。しかし、OEDOビームラインで使用可能な低エネルギービームを用いることで、従来の反応にとらわることなく新たな研究展開が可能ではないかという議論を提起しました。 より具体的な実験計画はこれからです。

大田 晋輔
大田 晋輔
准教授(原子核物理学)

実験原子核物理学、巨視的な核子多体系の物性、中性子星、先端検出器開発