2005年8月3日に、京都 嵯峨野高校の皆さんが核物理研究センターの
加速器研究施設の見学に来られました。
見学いただいた高校生の皆さん、岩井 俊夫先生、担当の先生方、
暑い中お疲れ様でした。
- プログラム(配布資料)
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1. 「はじめに」: 土岐センター長:本館4階講義室
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2. 「核物理の世界」:保坂先生:本館4階講義室
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3. 「加速器施設の見学」:嶋先生、高久先生、二宮先生:
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リングサイクロトロン本体室、西実験室、中性子実験室、東実験室
- 場所:
大阪大学 核物理研究センター
- 日時: 8月3日(水)14時から15時30分
- 世話人:中西ありさ、酒見泰寛
見学風景
見学された高校生の皆さんから、多くの感想を頂きましたので、ここに
掲載致します。感想をお寄せいただいた皆さん、どうもありがとうござ
いました。他に興味ある内容がありましたら、いつでも、我々スタッフに
気軽にコンタクトしてください。
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阪大の核物理センターは今回の中で1番よかったと思う。最初の講義の素粒子や物理学とは?という話は眠気もとんでしまうぐらい興味深い話だったし、本物の施設も見学できて感激だった。施設内の説明もすごく道理にかなっていてかなり納得でき、物理学という意味も分かったような気がする。是非、来年も後輩に見学してほしい所だ。パンフレットを見ていると500系の設計やリニアの開発と、まじめに阪大を目指してみようかなという気持ちが持てたのが1番の収穫だった。
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阪大に行った時は、「物理って何??」と思っていたけれど、説明をしっかりきいたら私の興味がひかれるものだった!!これから勉強するのが楽しみになった。「小さな世界をつくるには大きなエネルギーが必要、だから実験装置が大きくなる」ということはしょうがないのだろうか。常識をくつがえすようなことを理科に期待したいと思いました。
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私が一番行って楽しかったところは、大阪大学の核物理研究センターである。あんなに間近で加速器を見たのは初めてだし、様々な話を聞いて、より素粒子について知りたいと思った。後に大阪大学理学部の東教授のお話を聞いて知ったことだが、まだあの加速器は小さく、発生するエネルギーも小さいので、電子と陽電子をぶつけて壊し、それを見ることはできるが、電子を陽電子をぶつけて消滅させ、新たに素粒子を生み出すことはできないと言う。今度は筑波大学の加速器を実際に見たいと思った。
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阪大では、大学とは「自分のやりたいことが好きなだけできる最も自由な所」と言われたのが印象的。後半の見学でクオーク(原子の素)を取り出す装置やしくみ、そして方法(電子を取り出す→粒子をビームにする→原子にぶつけて破壊する→調べるという動作)をくわしく説明していただいて、楽しかった。小さな質問も、大学院生がうまく答えてくれた。
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私が最も印象に残ったのは大阪大学で見たリングサイクロトロンだ。想像していたよりもはるかに大きくて驚いた。粒子がぐるぐる回れば回るほど加速するから、そのためにリングになっているんだって分かった時はちょっと感動した。それに、間近であんな大きな機械を見るのは初めてだったから、すごくいい経験になった。
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僕がサマーキャンプで一番感じた事は大阪大学の方が自分の仕事をしかたがなくやっているのではなく、楽しんでやっている事です。特に阪大の方達が自分の担当されている設備の説明をされている時の表情はとても明るかったです。そして、その説明の中で、「科学の本当の意味は知的好奇心の追求である」のような説明がありました。これが、表情がいきいきとされていた理由なのだと思います。自分が本当にやりたい仕事をしているからこそ、あのような顔ができるのだと思います。僕もそんな仕事を早く見つけたいです。
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大阪大学核物理研究センターでリングサイクロトロンなどの機械を見て驚きました。大きさはもちろんだったけど、すごく精密な測定を行っている、寝ないで測定することもあるなど、調べることがこんなにも大変なことだなんて思いもしませんでした。また、私は1回の説明だけでは分からず、見学室で例を見せてもらいながらやったら、やっと「なぜ磁石を使って加速できるか」というのが分かったときすごくうれしかったです。なんだか知らなかったった事を理解出来てこんなにも喜びがあるなんて思いもしませんでした。
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