AMANEQ初回電源投入などの作業のインストラクションを記述する。東京大学 原子核科学研究センター (CNS) で行った作業のメモをベースにしている。
ジッタークリーナーを設定するには、まず AMANEQ の skelton ファイルの bit ファイルを書き込む。
https://github.com/spadi-alliance/AMANEQ-Skeleton
の bit ディレクトリの最新版 (2024/12/26時点で amaneq-skeleton-v2.2.bit) をダウンロードしてきて、任意の場所に保存。AMANEQボードに SFP モジュール (1 GbE 用のもの) を挿して、光ペーブルをネットワークスイッチ、もしくはコンピュータに繋ぐ。ここで、10 GbE 用の SFP+ モジュールを挿しても通信できないので注意する。さらに PC と AMANEQ ボード を FPGA downloader で接続し、Vivado を開いて、bit stream を書き込む。数秒で書き込み完了。これで、SiTCP の Default IP: 192.168.10.16 で接続可能になる。ちなみに、bit stream ファイルを書き込んだ状態で AMANEQ ボードのリセットスイッチを押しても、問題なく、IP: 192.168.10.16 で引き続きアクセスできる。
ネットワーク越しに PING コマンドで ping 192.168.10.16 で通信できることを確認。また、一応、AMANEQ の光ファイバーケーブルを抜いてみて ping 192.168.10.16 とし、通信できなくなることを確認し、同じネットワーク内に他に IP: 192.168.10.16 のデバイスがないことを確認。
そうしたら、
hul-common-lib/install/bin/set_cdce62002 192.168.10.16 in_125_out_500_125
とする。2025年2月21日の時点では、in_125_out_500_125 以外のオプションを設定することはないようだ。以下、出力結果。
$ ./set_cdce62002 192.168.10.16 in_125_out_500_125 #D: CDCE62002::GenSpiTxdReg0() 0x52080150 #D: CDCE62002::GenSpiTxdReg1() 0x8f81c081 #D : CDCE62002::ReadReg() 0x52080150 #D n-th : data (MSB --- LSB) 00000000 : 01010010000010000000000101010000 52080150 #D : CDCE62002::ReadReg() 0x8f81c081 #D n-th : data (MSB --- LSB) 00000000 : 10001111100000011100000010000001 8f81c081
ちなみに、コマンドの Usage は引数なしで実行すると見られる。
$ ./set_cdce62002 Usage set_cdce62002 [IP address] [Pre-defined setting] ### Pre-defined settings.### (in_XXX_out_YYY_ZZZ : Input XXX MHz, Out0 YYY MHZ, Out1 ZZZ MHz) - in_100_out_250_50 - in_100_out_500_100 - in_125_out_500_125 - in_125_out_625_125 - in_50_out_250_50 - in_75_out_375_75