AMANEQ を同一ネットワーク内で 2 枚以上使用する場合、それぞれ異なる MAC アドレスを持っている必要がある。AMANEQ にファームウェアを書いた時点では、デフォルトの単一の MAC アドレスが書き込まれるため、これらを同一ネットワークで用いようとすると、ネットワークのトラブルになる可能性がある (参考: SEの道筋 - 【MACアドレス重複・競合】の原因と影響、調査方法)。AMANEQ 1 枚だけを閉じたネットワークでスタンドアロンモードで用いる場合にはデフォルト MAC アドレスでも問題ないが、AMANEQ が 2枚以上ある場合は、MPC 書き込みツールを用いて、それぞれ異なる MAC アドレスを持つ mpc /mpcx ファイルをすべての AMANEQ に書き込む (閉じたネットワークであれば、1 枚はデフォルト MAC アドレスでも良いだろう) 。そうすることで、それぞれ異なる MAC アドレスを持つ AMANEQ になり、同一ネットワーク内で利用できるようになる。SiTCP では、mpc ファイルを用い、SiTCP-XG 用には mpcx ファイル を用いる。mpc / mpcx ファイルは SiTCP /SiTCP-XG のライセンスという形で有料で Bee Beans Technology、もしくはジー・エヌ・ディーから購入する。2024年9月11日時点の価格はSiTCPライセンスのお見積のページによると以下の通り。
種類 | 価格 |
SiTCPライセンス アカデミック | 15,000円(1ライセンスあたり) |
SiTCPライセンス 一般 | 50,000円(1ライセンスあたり) |
SiTCP-XGライセンス アカデミック | 30,000円(1ライセンスあたり) |
SiTCP-XGライセンス 一般 | 100,000円(1ライセンスあたり) |
SiTCP 用の MPCファイル書き込みツールは Windows 版、Mac OS X 版が存在するが、SiTCP-XG 用の書き込みソフトは 2024年9月現在、Windows 版しか存在しない。インストール方法はマニュアルに記載があるのでそれを参照すれば良い。ただ、インストールといっても、基本的に zip ファイルを解凍するだけで exe が出来る (MAC OS X の場合 dmg ファイルをマウントすればよい) 。