トラブルシューティング†
ハードウェアセットアップ†
AMANEQ†
- ファームウェアを書き込んでもファームウェアバージョンが変わらない
- AMANEQ の電源を入れ直して、ファームウェアバージョンを再度確信してみる。mcs ファイルを書き込んだあと、電源を切り、電源を再投入しないとファームウェアバージョンは更新されない。これは、mcs ファイルは不揮発性メモリに書き込まれ、電源投入時にしか読み込まれないため。いっぽう、bit ファイルを書き込んだ場合はすぐさまファームウェアが更新され、ファームウェアバージョンも更新される。
- Ping は通るが、mpc ファイルを書き込めない
- 同じ IP アドレスのコンピュータもしくは AMANEQ ボードが同じネットワーク常にないかを確認。mpc ファイルを書き込みたい AMANEQ のネットワークケーブルを抜いて、Ping が通らなくなるか確認。RARISの例では、192.168.10.10 のIPアドレスがコンピュータに割り振られて、SiTCP-XG のデフォルト IP 192.168.10.10 と干渉していた。ちなみに オフィシャルの SiTCP のマニュアルでは、コンピュータ側を 192.168.10.10 に設定しているので、これに従ったと予想される。オフィシャルの SiTCP のマニュアルの例がトラブルを誘発しやすいので注意する。
- Ping が通らない
- いくつか原因が考えられ、以下にリストする。
- SFP モジュールとして正しいものが選ばれているか確認。LR-TDC (SiTCP) では SFP 光モジュール、HR-TDC (SiTCP-XG) では SFP+光モジュールを用いる。
- 通信速度のオートネゴシエーションに対応している光モジュールを使っていないことを確認。SiTCP はオートネゴシエーションに対応しないようで、10/100/1000Mbps の通信速度を自動選択する 10Gtek の SFP to RJ45 変換は利用できないことがわかっている。
- AMANEQ と通信を行っているネットワークスイッチのポートで通信速度が自動選択になっていないか確認。通信速度固定にすると通信できるようになる場合がある。LR-TDC との通信は 1 Gbps とし、 HR-TDC との通信は 10 Gbps にする。
ソフトウェアセットアップ†
NestDAQ†
DAQ動作時†
DAQセットアップ解体時†
その他†
本稿執筆者†
2024/08/27 小林 信之 (大阪大学RCNP, kobayash[at]rcnp.osaka-u.ac.jp)