MAC アドレスを書き込んだあと、IP address の設定を行う。SiTCP Utility を用いて、IP address を設定できる。MAC address を設定する場合、LR-TDC と HR-TDC で手順が異なったが、IP address の設定はほとんど同じになる。
設定を行いたい AMANEQ board には default IP アドレスで接続できるようにしておく。接続方法は MAC address の設定方法を参照のこと。ここで、default IP address は以下の通り。
Firmware | 通信コア | Default IP address |
LR-TDC MIKUMARI Primary MIKUMARI Hub Skeleton | SiTCP | 192.168.10.16 |
HR-TDC | SiTCP-XG | 192.168.10.10 |
あらかじめ、SiTCP Utility をインストールしておく。インストール方法は、以下のページ参照のこと。
SiTCP Utility を起動。Mac OS の場合、SiTCPUtility.macosx.0.7.4.dmg をダブルクリックすると、以下の画面がでる。ここで、SiTCPUtility.app 上で右クリックし、Open を選ぶと、SiTCPUtility.app が起動する。
ここで、EEPROM Access が チェックされていないと、メモリ上の値を読み込み、 EEPROM Access をチェックすると、ROMに書き込まれた値を読んでくる。
EEPROM Access をチェックし、Write ボタンを押して IP address (ここでは 192.168.2.161) を書き込む。これで電源が消えても不揮発性メモリに情報が残っている。この状態で Read すると、以下のように情報が変わっている。
IP address が正しく書き込まれているか確認するため、AMANEQの電源を落とし、DIPスイッチを下図のように全て 1 (OFF) (DIP1: 1 (OFF), DIP2: 1 (OFF), DIP3: 1 (OFF), DIP4: 1 (OFF))とする。
これで、電源投入する。
再び、bit stream file を AMANEQ board 本体の FPGA に書き込む。書き込み方法は MAC address の設定の際の手順を参照のこと。すでに mcs ファイルが書き込まれている場合は、bit stream file を書き込む必要はない。
新しく設定した IP address の network address に合わせるため、PC側の固定 IP address を System Preferences > Network で 192.168.10.101 から 192.168.2.101 に変更。さらに、ターミナルから $ ping 192.168.2.161 とすると、PINGが通るはず。確認が終わったら、電源ケーブルを抜き作業終了。他の AMANEQ がある場合は、引き続き作業を行う。