本マニュアルは SPADI Alliance (SPADI-A) DAQ パッケージを比較的短時間で導入し、使えるようになるためのマニュアルである。 このマニュアルの位置づけや目指すところについては、次のページを参照のこと。ここでは、手っ取り早く概要をつかむために読むべきところを以下に示す。本マニュアルを読むにあたって、各人、以下のような動機があると考えられる。
以下に、各動機がある人のためのガイドを書く。
本パッケージを導入することで、なにができるようになって、どんな恩恵を得られるかを手っ取り早く知るには、実際の導入事例を見るのが早い。以下のリンクから各実験施設での導入事例を参照のこと。
また、以下のページのSPADI-A DAQ パッケージができることの項目も併せて参照のこと。
手っ取り早く DAQ パッケージを導入してみたい場合、もしくは、試しに導入してみて使用感を確かめてみたい場合、一つの方法として、本マニュアルの構成例・チュートリアルの項目(下記のリンク)を参考に実際に手を動かしてシステムのセットアップを行い、データ収集を行なってみるのが近道である。
チュートリアルを進める上でわからない点や不明な点が出てきた際は、リファレンスとして本マニュアルのイントロダクション、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、データフォーマットの項目が参考になる。もしハードウェアの購入に時間がかかったり、システムを購入する予算がない場合、システム一式 (AMANEQ やネットワークスイッチ等) をレンタルするという方法もある。本マニュアルのサポートのページにあるパッケージの質問箱の Mattermost チャンネルで相談すると、導入に関する情報共有を条件に、システム一式を借りられる可能性がある。さらに、このチャンネルでは、場合にもよるが、システムまたは各要素技術開発者による助言やシステム導入経験者によるサポートを受けられる。