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本マニュアルについて

(執筆完了時削除 --> 執筆担当者: 小林 信之, 執筆締め切り: 2024/xx/xx)

本マニュアルの概要

本マニュアルは SPADI Alliance DAQ パッケージのマニュアルである。SPADI Alliance DAQ パッケージ自体の概要については次項を参照のこと。このマニュアルでは、パッケージを構成する各要素技術の概略、パッケージの導入方法、パッケージを動かすためのインストラクション、パッケージの実装例について記述する。さらに、パッケージに関連する技術のリンク集やサポート等の関連情報も掲載する。

マニュアルの目指すところ

本マニュアルを読むことで、SPADI Alliance DAQ パッケージを導入し、実際に動かして物理実験のデータを取得し、解析まで行えるようになることを目標としている。このパッケージを利用可能な物理実験のイメージを掴むには、本マニュアルの実装事例が参考になる。実装事例の項目には、実際にDAQシステムが使用された際の実験の規模(読み出しチャンネル数など)と検出器、およびDAQシステムの構成、DAQ の到達性能等が紹介されている。

マニュアルの読者

本マニュアルの読者は、大学等の研究室に配属された学士課程4年生から大学教員、および研究機関の研究員を想定している。本マニュアルの読者に要求する前提知識は

である。

手っ取り早くDAQパッケージを導入してみたい、使用感を確かめたい

手っ取り早くDAQパッケージを導入してみたい場合、もしくは、試しに導入してみて使用感を確かめてみたい場合、一つの方法として、本マニュアルの構成例・チュートリアルの項目を参考に実際に手を動かしてシステムのセットアップを行い、データ収集を行なってみるのが近道であると考えられる。チュートリアルを進める上でわからない点や不明な点が出てきた際は、リファレンスとして本マニュアルのイントロダクション、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、データフォーマットの項目が参考になるだろう。もしハードウェアの購入に時間がかかったり、システムを購入する予算がない場合、システム一式 (AMANEQ やネットワークスイッチ等) をレンタルするという方法もある。本マニュアルのサポートのページにある SPADI Allinace の Mattermost チャンネルで相談すると、導入に関する情報共有を条件に、システム一式を借りられる可能性がある。さらに、このチャンネルでは、場合にもよるが、システムまたは各要素技術開発者による助言やシステム導入経験者によるサポートを受けられる。

本稿執筆者

2024/08/29 小林 信之 (大阪大学RCNP)