FERAとHRTDCの比較 菅谷 1998/8/18

 

TFCを使いFERAHRTDCとして使った場合と、CAMAC-HRTDCの性能の比較をした。

FERET systemLecroy4300B(FERA)4303(TFC)CAMAC-HRTDCとしてPhilips7186を使用した。

TDC TESTERで一パルス毎2000 TDC-TESETER-count (2000*200 ns/65535~6.1nsec) 増やしながらで10点サイクルしつつ測定した。各々16ch10点づつについて、gaussanfitしてσを求めた。

setup

     

CAMAC output reg

TDC tester

start (TFC, 7186)

 

 

fanout

→7186 stop

   

CAMAC discri.3412

TFC stop (ECL input)

FERA geteにはoutput reg.の出力(~300n sec)をつかった。

moduleの仕様

module

channel

range

psec/channel

FERET

16ch

11 bit

40 (現在の設定)

7186

16ch

12 bit

25

REPIC TDC TESTER

4 start 4 stop

16 bit

200/65535=3.05

 

Fig.1,2はFERETでの測定結果。Fig.1と2でが横軸のレンジのみ違う。Fig.3,4はPhilipsのHR-TDC。

Fig.5, 6はそれぞれFERET, PHILIPSでの測定をgaussianでfitした中心値をTDC testerの値の関数としてplotして1時間数でfitしたもの。中心値の統計エラーはTDCの1count以下。fit、TDC = a × TDC tester +bのaの値はFERET、Philipsのch 0で0.07, 0.12 (TDCcount/TDC-testercount)である。TDC tester の1countが3.05 psecであるのでTDC 1count当たりの時間は3.05/0.07 = 44 psec (FERET)、3.05/0.12 = 25 psec (Phlips)。また、Fig.7(FERA)、Fig.8(Philips)では測定のσの分布をあらわしている。両方のモジュールとも16ch inputであり、TDC testerの設定を10点で測定した結果を全て載せているので160eventある。σの統計エラーは5%程度であった。FERET (Philips)のσの分布の中心は0.46 (0.95) TDC countで、1 TDC countが44 (25) psec に相当するので、分解能は20 (24) psecである。FERETとPhilipsで同程度であった。