トップ   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS

NumRoom01 の履歴差分(No.2)


  • 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
*お知らせ [#r8e5188a]
*図1.10 剛体球による微分散乱断面積の分析 [#fig110]

-ページを公開しました。(2017/03/12)
**概要 [#abst]

*このページについて [#qb30831d]
剛体球 (半径は指定可能) による散乱問題について、散乱角度 θ を指定したときの衝突径数 b, θ とその刻み幅 dθ を指定したときの b の変化量 |db|, およびそれらの積 b|db| を、θ の関数として出力するプログラムです。

[[「量子散乱理論への招待―フェムトの世界を見る物理―」>http://kyoritsu-pub.co.jp/bookdetail/9784320036000]](フェム物) に記載している計算結果を得るための手法(数値計算)についてまとめたページです。ただし、数値計算の初歩について解説するページではなく、(ある程度) 数値計算に関する知識のある人が、本の中で紹介している結果を算出することをサポートするためのページです。
**プログラムファイル [#prog]

*全体的なこと [#vf130346]
&ref(files/hsphere.f,hsphere.f); (ソースファイル)

-計算プログラム (ソースコード) は fortran で書かれています。ソースコードから実行可能なプログラムを生成するためには、fortran のコンパイラが必要です。フリーで導入できるものとして、gfortran があります。導入方法は web で検索して調べてください。「gfortran 導入 [OS名]」で検索すれば見つかると思います ([OS名]には windows10, Mac, Linux などを指定します)。なお、64bit 版の Windows7/10 を使用している場合には、公開している実行プログラムがそのまま利用できます (ただしその場合、当然ながらプログラムを自身の手で書き換えることはできません)。
-下の「[[計算プログラム>#code]]」からリンクしているページで公開しているプログラム群 (ソースコードおよび実行形式ファイル) をまとめて「Basic Codes for Scattering」とよびます。このコード群の作者は緒方一介 (Kazuyuki Ogata) とし、[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 4.0 国際 ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/deed.ja]] ([[English here>http://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/]]) で提供されているものとします。~
&ref(files/80x15.png,nolink);
-プログラムでは、井芹康統氏 (千葉経済短大) にご提供いただいたいくつかのサブルーチンが使用されています。また、一部のサブルーチンは、JUPITER [T. Tamura, Rev. Mod. Phys. ''37'', 679, (1965).] および TWOFNR [M. Igarashi, computer code TWOFNR (1977) (unpublished).] を参考にして作成されています。
-ソースコードの書式は、最新の fortran の推奨内容に必ずしも則ったものではありません。ただし、計算結果が正しく得られることに関しては、可能な限りチェックを行っています。
-プログラムで出力されるのは数値データです。これを視覚化するには、描画ソフトが別途必要です。広く使われているものとして gnuplot があります。「gnuplot 使い方」などで検索すると、多くのページが見つかると思います。あるいは Microsoft Excel でも、直観的な操作でグラフの描画が可能です。
-公開しているプログラムを利用することによって発生するあらゆる不利益・損害等について、提供者 (緒方) は一切の責任を負いません。
&ref(files/hs.cnt,hs.cnt); (入力ファイル)

*計算プログラム [#u4de4adb]
&ref(files/hs.dat,hs.dat); (計算結果)

-[[第1章 断面積とは何か?>NumRoom01]]
-第2章 ラザフォードによる原子核の発見
-第3章 弾性散乱の量子力学的記述
-第4章 平面波近似に基づく反応解析と原子核の密度分布
-第5章 アイコナール近似に基づく反応解析
-第6章 全反応断面積で探る不安定核の性質
-第7章 チャネル結合法と光学ポテンシャルの起源
-第8章 散乱問題の純量子力学的解法
-第9章 クーロン相互作用の取り扱い
&ref(files/hs.outlist,hs.outlist); (標準出力ファイル)

「第10章 連続状態離散化チャネル結合法を用いた宇宙元素合成研究」で示している結果は、本格的なプログラムを使用して計算したものであるため、現段階では、当ページでプログラムの公開は行わない方針です。連続状態離散化チャネル結合法 (CDCC) の基幹プログラムについては、“汎用” コードを外部ページ ([[CDCC's home:http://www.nt.phys.kyushu-u.ac.jp/CDCC/index.html]]) で公開していますので、必要に応じて参照してください。
&ref(files/hsphere.exe,hsphere.exe); (実行形式ファイル: Windows7/10 64bit 版用)

*外部リンク [#rc416ed7]

-[[散乱の部屋>http://www.geocities.jp/room_scattering/index.html]]~
光学ポテンシャルをサーチする便利なプログラム ALPS や、GUI 形式で散乱計算を行う超便利なプログラム Andes などが掲載されています。
-[[CDCC's home:http://www.nt.phys.kyushu-u.ac.jp/CDCC/index.html]]~
第10章に登場する連続状態離散化チャネル結合法 (純量子力学計算版) の “汎用” コードを公開しています。

*過去のお知らせ [#t3c12f79]

-ページを公開しました。(2017/03/12)



**実行方法 [#howtorun]

実行ファイル名を hsphere.exe とします。コマンドプロンプトあるいはターミナルで

 hspere.exe < hs.cnt

とタイプして Enter キーを押せば、入力ファイル hs.cnt の内容に従って計算が行われます。環境によっては

 ./hspere.exe < ./hs.cnt

とします。作業ディレクトリは実行・入力ファイルを置いているところに変更 (指定) する必要があります。
**入力ファイルの説明 [#input]

**出力の説明 [#output]

**注意点と補足 [#note]

**発展課題 [#exercise]