基礎開発・研究用放射性同位体(研究用RI)が役立つ分野は,物理・化学・生物の基礎から工学・農薬・医学分野の応用まで極めて広く,今後ますますその需要が増していくと予想されます。 そのような背景の下,短寿命RI供給プラットフォームは,購入ができないが研究で需要の高い短寿命の研究用RIを製造・配布を行うとともに,その安全な取り扱いのため技術的な支援を行うことを目的として活動しています。 その活動の一環として,初学者の指導やRI技術支援者の後継を育成することも見据えた技術指導講習会を開催します。
「新学術領域研究(研究領域提案型)『学術研究支援基盤形成』」短寿命RI供給プラットフォーム
2019年2月21日(木),22日(金)
〒980-8578 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-3
東北大学サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター 会場までのアクセス
受講申し込み時点までに,所属機関で放射線業務従事者として登録されていること。 学生や教職員といった身分は問いません。 なお,実習においての解析は表計算ソフトを利用することを前提としております。 表計算ソフトのインストールされたノートPCを各自持参してください。
※従事者として登録されていない方で受講を希望される場合も対応いたしますので一度ご相談ください。
16名程度
受講料は無料です。 受講に係る旅費および宿泊費は参加者側の負担となります。
メール件名を「第6回RI技術講習会参加申し込み」,宛先を hayato.ikeda.c5#tohoku.ac.jp (#を@にしてください)として,以下のメール申込みフォームを送信ください。
申込締切は2019年2月8日(金)です。 申し込まれた方には確認のメールをお送りします。 数日経っても連絡がない場合はお手数ですが,後述の問い合わせ先までご連絡ください。 申込みフォームから申込みができない場合や入力情報を訂正する必要が出た場合等も,お手数ですが後述の問い合わせ先までご連絡ください。 選考結果は希望者全員にメールにてお知らせします。
短寿命RI 供給プラットフォームでは,加速器を用いて核反応を起こすことで研究用RIを生成し,必要に応じて精製・化学合成したものを供給しています。 今回の講習会では実際に加速器の運転およびRIの製造を行い,その生成量を測定いたします。 照射条件のデータからRIがどのくらいできるかの指標である核反応断面積を算出します。 短寿命RIを利用した実験を行う研究者の中でも特に,実際に加速器や放射線を取り扱ったことはない方,放射線検出器の取り扱いに不慣れな方を対象として,基本的な知識や経験を身につけていただきたいと考えています。
2/21(木) | |
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09:00-09:15 | 開場・受付 |
09:15-09:30 | 開講式・あいさつ |
09:30-10:00 | 教育訓練 |
10:00-11:00 | 施設見学 |
11:00-11:15 | (休憩) |
11:15-12:15 | ガイダンス・研修内容の説明 |
12:15-13:30 | (昼食休憩) |
13:45-14:45 | 研修1: 照射用ターゲット作成 |
14:45-15:00 | (休憩) |
15:00-16:00 | 特別講義 |
16:00-16:15 | (休憩) |
16:15-17:30 | 研修2: 加速器によるサンプル照射 |
18:30ごろ | 情報交換会 (詳細は後日連絡いたします)) |
2/22(金) | |
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09:00-10:30 | 研修3: 照射ターゲットの取り出し及び封入 |
10:30-10:45 | (休憩) |
10:45-12:15 | 研修4: 高純度ゲルマニウム半導体検出器による放射能測定 |
12:15-13:30 | (昼食休憩) |
13:30-15:00 | 研修5: データ解析 |
15:00-15:15 | (休憩) |
15:15-16:30 | 解析結果の討論・まとめ |
16:30-16:45 | 閉会式 |
講師: 塚田 和明 先生 (国立研究開発法人日本原子力研究開発機構)
サイクロトロン本体室,ターゲット搬送装置,PET装置,薬剤合成室,測定室 等
東北大学サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター(兼 東北大学電子光理学研究センター) 助教
池田 隼人 hayato.ikeda.c5#tohoku.ac.jp (#を@にしてください)