wsmag

Controller for GR/LAS Spectrometers and HIPIS


Operation Manual

  1. 使用するスペクトログラフ(GR/FPP/LAS)の電源(西実験室地下に設置) について、以下の事を確認・設定して下さい。
    GR
    P-D1(GR-D1), P-D2(GR-D2), P-Q58A(GR-MS), P-Q60A(GR-MQ)
    1. 主電源(NFB)を投入して下さい。
    2. LOC.モードに変更して下さい。
    3. RESETボタンを押して、全てのインターロックが解除(消灯)さ れている事を確認して下さい。
    4. ONボタンを押して、電源をオンにして下さい。
    5. REM.モードに変更して下さい。
    P-SX1(GR-SX), P-Q3E(GR-Q1)
    1. 主電源(NFB)を投入して下さい。
    2. LOCALモードに変更して下さい。
    3. RESETボタンを押して、全てのインターロックが解除(消灯)さ れている事を確認して下さい。
    4. ONボタンを押して、電源をオンにして下さい。
    5. GPIBモードに変更して下さい。
    P-HPE1(GR-Q2)
    1. 主電源を投入して下さい。
    2. Protインジケータが点灯している場合は、 Protectボタンを押して下さい。 OC(過電流)、OT(過熱)、OV(過電圧)いずれかが表示さ れますので、表示されたトリップ条件を解除して下さい。
    3. 解除後、Prot Clearボタンを押して保護回路をリセットして、 Protインジケータが消灯している事を確認して下さい。
    4. OUTPUT/ONボタンを押して、電源をオンにして下さい。
    5. CV又はCCのインジケータのみが点灯していれば正常です。
    FPP
    P-D3(GR-DSR)
    1. 主電源(NFB)を投入して下さい。
    2. LOC.モードに変更して下さい。
    3. RESETボタンを押して、全てのインターロックが解除(消灯)さ れている事を確認して下さい。
    4. ONボタンを押して、電源をオンにして下さい。
    5. REM.モードに変更して下さい。
    LAS
    P-Q4E(LAS-Q), P-D4(LAS-D)
    1. LOCALモードに変更して下さい。
    2. RESETボタンを押して、全てのインターロックが解除(消灯)さ れている事を確認して下さい。
    3. ONボタンを押して、電源をオンにして下さい。
    4. GPIBモードに変更して下さい。
  2. GPIBインターフェイスユニット(gpibgr/gpiblas/gpibidx)の電源が オンになっている事を確認して下さい。各ユニットの設置場所は 以下の通りです。
    gpibgr
    GR台車上
    gpiblas
    LAS台車上
    gpibidx
    西実験室地下P-SX1電源横
  3. X端末からarcadiaquserのアカウントでログインします。
  4. コントロールプログラム(GUI)を起動します。
    arcadia>wsmag
    SCU及びGPIBインターフェイスユニット(gpibgr/gpiblas/gpibidx)に接続の後、 以下のウインドウが開きます。
  5. P-D1(GR-D1), P-D2(GR-D2), P-D3(GR-DSR), P-Q58A(GR-MS), P-Q60A(GR-MQ)については、
    ユーザー側に制御権がある(電源を制御可能)場合は、 Presetの電流値又は磁場の値が入力可能(背景が白色)
    ですが、制御権がない場合は、
    Presetの電流値又は磁場の値の入力欄に、 現在制御権を有している機器名が表示(背景が黄色)され、 入力不可能
    となります。

    例えば、制御権がオペレータ側(SCU)にある場合は、 以下のような表示となります。

    ユーザー側(wsmag)に制御権がない場合はオペレータに連絡して、 制御権をPC1-WSに変更してもらって下さい。

  6. デバイスは、
    WS,PIS
    の2つにグループ化されており、左上のタブでグループを 変更する事ができます。
    デバイスとグループの対応は以下の通りです。
    WS
    GR-Q1/SX1/Q2/MQ/MS/D1/D2
    GR-DSR
    LAS-Q/D
    PIS
    HIPIS-RFT-Weak#1/#2
    HIPIS-RFT-Strong
  7. Statusインジケータは出力電流の状態を示します。
    緑色
    設定値の電流が出力されています。
    黄色
    出力電流は上昇中又は下降中です。
    赤色
    出力電流が0Aか、電源がオフです。
  8. PSインジケータ/ボタンは電源の状態を示します。
    緑色
    主電源がオンで、オンライン(出力電流変更可能)です。
    黄色
    主電源はオンですが、オフライン(出力電流変更不可)です。 オペレータに連絡してENA.Oビットを立ててもらって下さい。
    赤色
    主電源がオフです。
    PSインジケータが黄色の時は、ボタンを押す事により、 オンライン(出力電流変更可能)にする事ができます。 オンラインになると、インジケータは緑色に変わります。

    現在の仕様では、 電源がオフライン(PSインジケータが黄色)の場合でも、 Presetの電流値又は磁場の値が入力されると、 自動的にオンラインに変更して、所定の電流又は磁場に変更されます。

  9. NMRインジケータはNMRの状態を示します(GR-D1/D2,FPP-DSR,LAS-D のみ)。
    緑色
    NMRがロックしています。Fieldフィールドの値はNMRの値です。
    黄色
    NMRがロックしていません。Fieldフィールドの値はHall素子の 値から求めた概算値です。
    赤色
    GPIBエラーです。NMRのGPIB通信ユニットか、GPIBインターフェ イスユニット(gpibgr/gpiblas/gpibidx)の電源を再投入して、 エラーを解除して下さい。
  10. FBインジケータ/ボタンは磁場制御(PIDフィードバック)の状態を 示します (GR-D1/D2,FPP-DSR,LAS-Dのみ)。
    緑色
    PIDフィードバックがオンで、磁場は設定値から+/-0.05mT(1T に対して5x10-5)以内です。
    黄色
    PIDフィードバックがオンで、磁場は設定値から+/-0.5mT(1T に対して5x10-5)以内です。
    橙色
    PIDフィードバックがオンで、磁場は設定値から+/-0.5mT(1T に対して5x10-5)以上離れています。
    赤色
    PIDフィードバックがオフです。
    FBインジケータが赤色以外の時は、ボタンを押す事により、 PIDフィードバックを解除する事ができます。解除するとインジケータは赤色 に変わります。
  11. デバイス毎にPreset/Actualの2つの電流値が表示されます。 Presetは編集可能で、値を入れて<Enter>キーを押すことにより 実際に電流が出力されます。
  12. NMRのあるデバイス(GR-D1,D2,FPP-DSR,LAS-D)には Preset/Actualの2つの磁場の値が表示されます。 Presetは編集可能で、値を入れて<Enter>キーを押すことにより PIDフィードバックが実行され、所定の磁場に変更されます。
  13. 上向き/下向きの矢印をクリックする事によりプルダウン・ メニューが開き、予め指定されたPreset値をセットする 事が出来ます。
  14. Updateボタンは、現在のグループの全デバイスのActual値 (NMR値および出力電流値)を最新の値に更新します。
  15. update Cyleプルダウンメニューは、Actual値(NMR値および出力電流値) 及びPIDフィードバックのサンプリング周期を選択します。 PIDフィードバックを使用される場合は、初期値の10sから変更しないで下さい。 使用されない場合は、変更頂いて構いません。
  16. Hcopyボタンは、現在の画面のハードコピーを、Queueで指定 されたプリンタに出力します。
  17. Queueプルダウンメニューは、Hcopyの出力先(プリンタキュー) を選択します。
  18. Exitボタンにより、プログラムを終了する事ができます。


Correspondence

Keiichi Nagayama (Hardware) and Tomotsugu Wakasa (Software)
Research Center for Nuclear Physics (RCNP), Osaka University
Mihogaoka 10-1, Ibaraki, Osaka 567-0047, Japan
Phone: +81-6-6879-8935, Fax: +81-6-6879-8899
e-mail: nagayama@rcnp.osaka-u.ac.jp
e-mail: wakasa@rcnp.osaka-u.ac.jp
URL: http://www.rcnp.osaka-u.ac.jp/

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