ROOT/グラフを描く

グラフを描く†

データファイルを読み込んでプロットする†

• data.dat

  1.0  100
  1.1  101
  1.2  103

  のようなファイルがあるとする。

  TGraph* g1 = new TGraph("data.dat", "%lg %lg");
  g1->SetMarkerStyle(8);
  g1->Draw("AP");

  でとりあえず描ける。

データ点を設定する†

• ROOT 6.24以降の場合、AddPoint関数が使いやすい

  TGraph* g1 = new TGraph()
  g1->AddPoint(1.0,100);
  g1->AddPoint(1.1,101);
  g1->AddPoint(1.2,103);

• ROOT 6.22以前はAddPoint関数が使えないのでSetPoint関数を使うしかない。

  TGraph* g1 = new TGraph()
  g1->SetPoint(0,1.0,100);
  g1->SetPoint(1,1.1,101);
  g1->SetPoint(2,1.2,103);

• ROOT 6.22以前でもGetN関数(現在保存されてるデータ点数を取得する)と組み合わせることで、AddPointっぽい使い方が出来る。

  TGraph* g1 = new TGraph()
  g1->SetPoint(g1->GetN(),1.0,100);
  g1->SetPoint(g1->GetN(),1.1,101);
  g1->SetPoint(g1->GetN(),1.2,103);

• ちなみに2024年時点、sahoにインストールされてるROOTのバージョンは6.20。

プロットするときのデータ点の形状などを変える†

• 点の形状を変えるには

  g1->SetMarkerStyle(2);

  としてからDrawすれば良い。"2"のところを適当な数字に変えれば違う形に変わる。最新のROOT6.30で使えるマーカーの一覧は下図の通り。
  
  古いバージョンだと、35以降は使えない。

• 色、大きさを変える場合

   g1->SetMarkerColor(2); // 点の色を変える。下記の色番号で指定。
   g1->SetMarkerSize(2);  // 点の大きさを変える

• 色番号
  
  

ヒストグラムに重ねて描く†

• 明示的に graph->Draw("same") としないとヒストグラムを消してしまうときがある。どういうときに消えるか要検証。

グラフだけを描く†

• フレームを準備する

関数のグラフを描く†

• まず TF1 で関数を定義して、その後に TF1を表す TGraphを作成してDrawする必要がある

  TF1* func1 = new TF1("func1","2*x+1",min,max);
  TGraph* gr1 = new TGraph(func1);
  gr1->Draw("same");

データ点を補間して点間の値を取得する†

• 2次元グラフ(TGraph)の場合

  double y = gr1->Eval(x);

  • 線形補間で位置 x に対する値 y が計算される。
• 3次元グラフ(TGraph2D)の場合

  double z = gr2->Interpolate(x,y);

  • ドロネー補間により、位置 (x,y) の z 値が得られる。

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