Anapaw Commands for ROOT†
- ROOTのコマンドがめんどくさいから簡略化したい。
- 操作するヒストグラムのオブジェクトNameをいちいち指定するのではなく、「今画面に表示している」ヒストグラムに対する操作を、明示せずとも出来るようにしたい。
- ANAROOT Nadekoの二番煎じではあるが、(自分なりに)より使いやすいものを目指す
- ANAROOTではヒストグラムを更新するたびにキャンバスにフォーカスし、次のコマンドを打ち込むのにいちいちAlt+Tabでwindowの移動をしないといけない(しなくてもいい方法があればすいません)。このマクロではその必要がないのが最大の強みだと思っている。
ダウンロード & インストール†
使い方(一部)†
- これから書く。
- 一部未実装でまだ使えないのがある。
基本操作用コマンド†
- ls() or hlist()
- rootファイルに含まれるヒストグラムの一覧を表示。.lsとほぼ同じだが、表示形式をAnapawに準拠し、行頭にヒストグラムのindex番号を表示。
- ht(n)
- ヒストグラムのindex番号nを引数に指定してそのヒストグラムをDrawする。
- hn(), hb()
- 現在表示中のヒストグラムの次の(/前の)ヒストグラムを表示。現在表示中のヒストグラムが存在しない、またはリストに存在しない場合は使えない。
フィッティング系†
- fitgl(xmin, xmax)
- 独自機能。ガウシアン+直線でfitする。fit範囲を引数で指定する
- xfitgl()
- 独自機能。fitgl(xmin, xmax)の範囲指定を数値入力の代わりにマウスでクリックして指定する。
- fiterf(xmin,xmax)
- 独自機能。指定範囲で誤差関数でフィットする。液体シンチレータの較正用に用意した。フィット結果は、変曲点のx座標、シグマなどを表示。
表示調整系†
- blow(xmin, xmax, ymin, ymax)
- ヒストグラムの表示範囲を指定した範囲に変更する。本家ANAPAWと違って、新しいヒストグラムを生成せずに現在のヒストグラムに変更を適用する。ymin, ymaxを省略するとx軸のみの調整も可。
- mami(ymin, ymax)
- ヒストグラムのy軸の表示範囲を指定した範囲に変更する。
- lgx(), lgy(), lgz()
- x, y, z軸を log scaleに変更する。
- lnx(), lny(), lnz()
- x, y, z軸を linear scaleに変更する。
既知のバグ・アップデート予定など†
- ROOT5ではエラーが出る。ROOT6でしか使えない。気が向いたら直す。
- nullptr, INFINITYが定義されていないと言われる。
- figali()のIntegralがビン幅0.25固定になってる。要修正。
- bnx, slx を実装したい
- 統計ボックスを消す機能、rebin
参考ページ†
最終更新 : 令和 4年 12月 18日 (日) 18:40:34