RIBF†
BigRIPS / ZeroDegree†
- BigRIPS と ZeroDegree は、Bρ-δE-TOF法によって粒子識別を行う。
- 詳細は 参考文献 に記されている。
焦点面†
- BigRIPS は F0 - F7, ZeroDegree は F8 - F11 の合計12個の焦点面がある。
- BigRIPS 焦点面
- F0 - F2ではビームの純化を行う。
- F3 - F7ではρ-δE-TOF法で粒子識別を行う。
- F0, F2, F3, F7 : 収束焦点面 (Achromatic Foci)
- F1, F5 : 分散焦点面 (Dispersive Foci)
- ZeroDegree 焦点面
- ZeroDegree は全ての焦点面を使ってρ-δE-TOF法で粒子識別を行う。
- F8, F11 : 収束焦点面 (Achromatic Foci)
- F9, F10 : 分散焦点面 (Dispersive Foci)
ビーム粒子の速度βの導出†
- TOFで求める。
- BRではF3-F7, ZDではF8-F11のプラスチックシンチレータの時間差を計測する。
- F3-F7の距離は46.566m, F8-F11は36.48m。
- 速度βは、距離/(時間 * 光速度c) によって計算できる。
ビーム粒子の原子番号 Z の導出†
- イオンチェンバー "MUSIC" でエネルギー付与(δE)を測定する。
- MUSICはBRとZDのそれぞれの終端であるF7とF11焦点面に設置されてる。
- ベーテ・ブロッホの式を簡略化するとδEは(Z/β)^2 に比例する。
- δE が E に比べて十分小さい範囲では精度良くこの近似は成立する。
- これにより測定したベータとδEからZが求まる。
ビーム粒子の質量電荷比 A/Q の導出†
- A/Q は Bρ/(βγ) に比例する。
- βγは相対論的運動学のβとγで、γはβから計算できる。
- Bρは磁気剛性率と呼ばれる量で、磁場Bと軌道半径ρの積である。磁場中での粒子の曲がりにくさを表す。
- Bは双極磁石のNMRプローブ(ホール素子より高精度)を用いた磁場の測定値を使う。
- ρは "PPAC" チェンバーで、粒子の飛跡(位置と角度)を解析して決定する。