「放射線 必須データ32:被ばく影響の根拠 」と題する本が創元社から2016年3月10日に発売されます。

2011年以降、低線量放射線の生体影響についての実験データの検討を進めてまいりましたが、それらをまとめた書籍です。

放射線の生体への影響はどの程度まで分かっているのか?というのは誰しも疑問に思いますが、その根拠を示す元となる論文のデータを揃えて、放射線の被ばく影響について、どこまでわかっているかを解説した本です。

注意して欲しい点は福島第1原子力発電所事故後に多く出版された「放射線被ばくの人体への影響を解説した本」ではなく、「放射線被ばくに関するデ ータを解説した本」という点です。

事故後、放射線についての関心は高くなりましたが、いまだに情報は混乱しております。本書は、実験から疫学にいたるまで、多くの議論や論文の根拠となる32のデータを網羅している点で類を見ない本と言えます

放射線に少しでも関係のある科学分野の専門家(疫学者も含む)、放射線技師、医師、看護師、行政、教育関係者、市民団体、高関心層の市民などに、広く薦めたい一冊となっております。

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