CANDLES


宇宙 物質の起源を探る二重ベータ崩壊

2014年度

2015年02月12日  修士論文発表会(大阪大学理学研究科物理学専攻)が行なわれました。

CANDLESグループコラボレータが所属する、大阪大学理学研究科物理学専攻で修士論文発表会が行なわれました。

今回の修士論文発表者は3名です。 「CANDLES実験における検出器と解析手法の改善によるバックグラウンド除去能の評価」、 「CANDLES検出器におけるエネルギー分解能と光子伝播機構の関係」、 「Micro TCA規格の500MHz-FADCシステムの開発」というタイトルで、 まとめました。 「CANDLES実験における検出器と解析手法の改善によるバックグラウンド除去能の評価」では、 波形解析によるα線-γ線弁別の高効率化を中心に、 CANDLESで考慮が必要なバックグラウンド212Bi→208Tl崩壊の除去能について評価しました。 「CANDLES検出器におけるエネルギー分解能と光子伝播機構の関係」では、 CANDLESのエネルギー分解能を決める要因として、 CaF2シンチレータの発光量以外の影響について検討しました。 「Micro TCA規格の500MHz-FADCシステムの開発」では、 CANDLES検出器で観測されるCaF2シンチレータと液体シンチレータの波形を より効率良く収集するためのデータ収集システムを開発しました。

これまでにできたこと、これからすべきこと、いろいろありますが、 まずはとりあえず、おつかれさまでした。


発表の様子。CANDLES検出器で行なわれる波形解析・バックグラウンドについてまとめました。

発表の様子。CANDLES検出器のエネルギー分解能についてまとめました。

発表の様子。CANDLES検出器に導入するDAQ開発についてまとめました。