CANDLES


宇宙 物質の起源を探る二重ベータ崩壊

2016年度

2016年05月30日  CANDLE III(地下) 実験装置に液体シンチレータと純水を導入しました。

CANDLES実験において背景事象弁別のカギとなる液体シンチレータの導入を行いました。 また、同時に 液体シンチレータはアクリルタンク内に、 純水はアクリルタンク外のステンレスタンク内に導入します。 液体シンチレータの重量は1.5トン程度になり、 その荷重がアクリルタンクのみにかかるのはよくないため、 純水を同時に導入しアクリルタンクに浮力がかかるようにします。 アクリルタンク内の液体シンチレータ液面とアクリルタンク外の 純水水面を見分けるのは非常に困難です。


液面監視のための必須ツール、内視鏡を準備しています。

タンク内に導入した内視鏡先端と視界を照らすライトです。

液体導入に関連する配管のバルブ状態を全員で確認しています。

だれが何を担当し、どう連絡を取り合うかについて再確認しています。安全対策についても再度打ち合わせています。

液体シンチレータ、純水の導入が始まりました。内視鏡で常に両液面を確認しています。「心眼」が必要です。

液面監視担当者が首をかしげています。

ほかの貫通孔からも液面を監視しています。

だいぶ液面が上がってきました。写真奥(検出器底部)が水色に見えているのが確認できますか?

アクリルタンク上蓋、タンク側面光電子増倍管最上部を超えて水面があがってきています。

タンク上部の20inch 光電子増倍管上部まで水張りが完了しました。画面中心の細い透明チューブの中には液体シンチレータの液面が見えています。