最近の PC セットアップ
BIOS の設定
BIOS で SATA Mode を IDE Mode -> AHCI Mode にしないと、Scientific Linux CERN 5.5 インストールディスク (SLC_5.5_i386_dvd.iso) では driver を認識しない。以下のようになる。
Choose a Language Japanese -> OK Language Unavailable OK Keyboard Type us -> OK Installation Method Local CDROM -> OK No driver found ...
そこで、以下のように変更。マザーボードは ASRock H61M/U3S3。
ASROCK UEFI SETUP UTILITY Advanced/Storage Configuration SATA Mode : IDE Mode -> AHCI Mode SATA3 Mode : IDE Mode -> AHCI Mode
- これで、以下のようにインストールがちゃんと始まる。
Loading SCSI driver Loading ahci driver...
- Scientific Linux 5.7 インストールディスク (SL.57.090911.DVD.i386.disc1.iso) では、 SATA Mode : IDE Mode でもdriver を認識するが、/dev/sd* とならず、/dev/hd* となり、後々 RAID を組んだときに問題になりそう。
Loading SCSI driver Loading ata_piix driver...
ネットワーク
マザーボード ASRock H61M/U3S3 のネットワークカード(NIC, カード?)は Atheros AR8151 を用いている。lspci コマンドでは、04:00.0 Ethernet controller: Atheros Communications Unknown device 1083 (rev c0) と出る。このネットワークデバイスは、kernel 2.6.36 あたりからのサポートらしい(参考: 秘密のLinux日記(NG))。Sientific Linux 5.5 のカーネルは kernel 2.6.18-194.el5PAE というものを使っているので認識しないようだ。この問題について Google で調べると(Developer Memo’sなど...)、Linux 用のドライバが存在することがわかる。初め、moogme開発記録を参考に、
から AR81Family-linux-v1.0.1.0.tar.gz をダウンロードした。しかし、これをコンパイルしてインストールしてもネットワークカードは認識しなかった。そこで、新しいバージョン(?)の AR81Family-linux-v1.0.1.14.tar.gz を
- からダウンロードして、コンパイル&インストール(# make install)した。これで、PCを再起動すると、自動的に認識された。 /etc/systemconfig/network-script/ifcfg-eth0 といったスクリプトは自動で生成される模様。
- ちなみに、ネットワークが有効にならないと、すなわち、ドライバがインストールされないと、このカードのランプは光らない。LANケーブルが刺さっていても、電源を入れただけでは、ランプは反応しない。
Fedora 15
- ネットワークがうまくいかないため、Fedora 15 を install しようと試みたが、インストールの途中で止まる。SATA MODE が AHCI MODE の場合、Fedora-15-i686-Live-Desktop.iso, Fedora-15-x86_64-Live-Desktop.iso は boot を選択すると、灰色画面に白いカーソルが点滅したままになる。SATA MODE : IDE MODE で Fedora-15-x86_64-Live-Desktop.iso を起動すると(boot)、 水色の画面(中心に青いマーク)まで行って止まる。ネットワークカードを古いものにしても変わらない。
- Fedora-15-i386-netinst.iso, Fedora-15-i386-DVD.iso は同じ症状の模様。 SATA MODE を IDE MODE にした場合、Welcame to Fedora 15! でInstall a newsystem or upgrade an existing system を選択すると、
running install... running /sbin/loader detecting hardware... waiting for hardware to initialize...
- で止まる。Fedora-15-x86_64-netinst.iso でも同じ症状。SATA MODE を AHCI MODE にした場合、もっと手前の
[ 13.688206] sta5: SATA max UDMA/133 abar m2048@0xfbc05000 port 0xfbc05300 ir44 [ 13.688358] sta6: SATA max UDMA/133 abar m2048@0xfbc05000 port 0xfbc05300 ir44 [ 13.729298] ahci 0000:06.0.0: PCI INT A -> GSI 16 (level, low) -> IRQ 16
で止まる。 SATA MODE : AHCI MODE, Fedora-15-x86_64-netinst.iso にした場合、[ 12.118258] sta5: SATA max UDMA/133 abar m2048@0xfbc05000 port 0xfbc05300 ir44 [ 12.118412] sta6: SATA max UDMA/133 abar m2048@0xfbc05000 port 0xfbc05300 ir44 [ 12.165222] ahci 0000:06.0.0: PCI INT A -> GSI 16 (level, low) -> IRQ 16
となる。
Scientific Linux 5.7 インストール
Install
- BIOS 起動画面で Del key を押し、BIOS 設定画面に行く。
ASROCK UEFI SETUP UTILITY Advanced/Storage Configuration SATA Mode : IDE Mode -> AHCI Mode SATA3 Mode : IDE Mode -> AHCI Mode
- DVD を入れ、コンピュータを起動
- Scientific Linux
- Enter を押すだけで、Graphical なインストールがスタート
- CD Found
- To begin testing the CD media before installation press OK. Choose Skip to skip the media test and start the installation.
- [Skip]
- To begin testing the CD media before installation press OK. Choose Skip to skip the media test and start the installation.
- 初めの画面
[Next] を選択。以下、[Next] は省略
- Language
- Japanese (日本語)
- キーボード
- 日本語
- パーティション設定
- カスタムレイアウトを作成します。
- ソフトウェア RAID を組む
- 以下のようなパーティションにした。
- ちなみに、BIOS の設定で AHCI を有効にしないと、/dev/sd* とならず、/dev/hd* となり、linux の動作がとても遅くなった。RAID の同期の問題か?
デバイス |
ファイルシステムタイプ |
容量(MB) |
開始シリンダ |
終了シリンダ |
/dev/sda1 |
software RAID |
101 |
1 |
13 |
/dev/sda2 |
software RAID |
4094 |
14 |
535 |
/dev/sda3 |
software RAID |
102406 |
536 |
13590 |
/dev/sda4 |
拡張領域 |
370334 |
13591 |
60801 |
/dev/sda5 |
software RAID |
370334 |
13591 |
60801 |
デバイス |
ファイルシステムタイプ |
容量(MB) |
開始シリンダ |
終了シリンダ |
/dev/sdb1 |
software RAID |
476937 |
1 |
60801 |
デバイス |
ファイルシステムタイプ |
容量(MB) |
開始シリンダ |
終了シリンダ |
/dev/sdc1 |
software RAID |
101 |
1 |
13 |
/dev/sdc2 |
software RAID |
4094 |
14 |
535 |
/dev/sdc3 |
software RAID |
102406 |
536 |
13590 |
/dev/sdc4 |
拡張領域 |
370334 |
13591 |
60801 |
/dev/sdc5 |
software RAID |
370334 |
13591 |
60801 |
マウントポイント |
ファイルシステムタイプ |
RAID デバイス(D) |
RAID レベル(L) |
RAID メンバー(R) |
スペア数(S) |
容量 |
/boot |
ext3 |
/dev/md0 |
RAID1 |
/dev/sda1, /dev/sdc1 |
0 |
101 |
|
swap |
/dev/md1 |
RAID1 |
/dev/sda2, /dev/sdc2 |
0 |
4094 |
/ |
ext3 |
/dev/md2 |
RAID1 |
/dev/sda3, /dev/sdc3 |
0 |
102406 |
/home |
ext3 |
/dev/md3 |
RAID1 |
/dev/sda5, /dev/sdc5 |
0 |
370334 |
/ridf |
ext3 |
/dev/md4 |
RAID1 |
/dev/sdb1, /dev/sdd1 |
0 |
476937 |
- ブートローダ関係は変更なし
- ● GRUB ブートローダは、/dev/md0 上にインストールされます。
- ○ ブートローダはインストールされません。
- [v] Scientific Linux /dev/md2
[ ] ブートローダパスワードを使用(U)
[ ] 高度なブートローダオプションの設定(O)
- ネットワーク設定も変更なし。まずは DHCP で接続。
- 起動時にアクティブ: checked, デバイス: eth0, IPv4/ネットマスク: DHCP, IPv6 /プレフィックス:Auto。
- ホスト名, ホスト名を設定: 「DHCP経由で自動設定(A)」にチェック
- 時刻
- アジア/東京
- [v] システムクロックでUTCを使用(S)
- Root パスワード設定
- インストールするソフトウェア
- additional tasks
- [v] GNOME Desktop
- [ ] KDE Desktop
- [ ] Server
- [ ] Server - GUI
- [v] オフィスとプロダクティビティ
- [v] ソフトウェア開発
- [ ] クラスタリング
- [ ] Cluster Storage
- 追加リポジトリ
- なし
- 「後でカスタマイズする(I)」にチェック
- additional tasks
- 確認画面
- [次] をクリックするとScientific Linux のインストールを開始します。
- インストール作業の完全なログは、システムを再起動した後に /root/install.logファイルの中で見ることが出来ます。
- 選択したインストールオプションを含むキックスタートファイルは、システムの再起動後、/rootanaconda-ks.cfgファイルの中にあります。
- 最終画面
- おめでとうございます。インストールが完了しました。
- インストール時に使用したメディアをすべて取り出してから、"再起動"ボタンを押してシステムを再起動してください。
再起動後
- ようこそ
- ファイアウォール
- ファイアウォール: 無効
- SELinuxrootyum
- SELinux設定: 無効
- 日付と時刻
- ネットワークタイムプロトコルタブ
- ネットワークタイムプロトコル (ntp) を有効にする (E)
- ntp.nict.jp を追加
- 高度なオプションはデフォルト。
- 「サービス開始前にシステムクロックを同期する (S)」にチェック無し。
- 「ローカルタイムソースを使用 (L)」にチェック有り。
- ネットワークタイムプロトコル (ntp) を有効にする (E)
- ネットワークタイムプロトコルタブ
- ユーザーの作成
- ユーザー名
- フルネーム
- パスワード
- パスワードの確認
- サウンドカード
- 選択したカード
- ベンダー:
- モデル:
- モジュール:
サウンドテスト ->
- デバイス設定
- PCMデバイス:
- 選択したカード
- 再起動
- ようこそ
- root user でログイン
ログイン後
RAID で設定が必要らしい。 参考: ソフトウェアRAID1(ミラーリング)設定方法 (Fedora 7) (Fedora,CentOS)
# grub grub> root (hd0,0) grub> setup (hd0) grub> root (hd2,0) grub> setup (hd2) grub> quit
- hostname 設定
$ su # system-config-network &
- DNS (N) タブのホスト名を nebula01 にする
ファイル -> 保存
system-config-network: 変更を保存しました。ネットワークとネットワークサービスの再起 動、又はコンピュータの再起動ができます。 [ OK ]
- リポジトリ追加
- 名前 : epel
- 説明 : Extra Packages for Enterprise Linux add-ons, no formal support from CERN