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加速器研究

核物理研究センター加速器研究部では、1.核物理研究センターサイクロトロンの運転、保守、2.サイクロトロンの性能向上、3.加速器に関する理論的、実験的研究を行っています。そのうちのいくつかについて簡単に紹介します。

(1) 核物理研究センターサイクロトロンの運転

核物理研究センターは、主加速器としてRingサイクロトロンを、前段加速器としてAVFサイクロトロンを有し、1日24時間、1週間7日間体制で運転しています。加速器研究部では、(株)住重加速器サービスの方々と共に、超高品質で安定なビーム供給に努めています。

(2) 核物理研究センターサイクロトロンの保守

加速器研究部では、(株)住重加速器サービスの方々と共に、年二度の長期メンテナンスと日常メンテナンスを効率的に行い、常に最新の技術を導入しながら低故障率を実現しています。

(3) 冷却水温度管理による超高安定磁場の実現

我々の研究によって、サイクロトロンの安定運転を実現するためには、コイル冷却水温度管理により鉄心温度管理をおこない、磁場を安定化させることが重要であることが判明しました。現在では、世界一の高品質ビームを二週間程度のマシンタイム中、常に安定に供給することに成功しています。

(4) 入射AVFサイクロトロンの改良

昨年度、入射AVFサイクロトロン加速器の改良に着手致しました。高周波加速装置の改良、フラットトッピング高周波加速空洞の新規導入などを通して、ビームの高輝度化を目指しています。

(5) 加速器要素開発

核物理研究センター次期加速器計画に向けて、超高安定電源、高性能電磁石、無同調型高周波加速空洞など、種々の加速器要素の開発研究を行っております。

(6) 加速器ビームの新しい軌道理論

加速器内でのビームの振る舞いをより詳しく理解するために、精密な軌道理論を研究、展開しております。

Ringサイクロトロン

AVFサイクロトロン




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