企画概要

   大阪大学核物理研究センターは、原子核物理学の実験および理論研究を行うために1971年に設立されました。現在は、国際共同利用・共同研究センターとして全世界の研究者との共同研究を通して、原子核物理と関連するサブアトミック科学を推進しています。 当センターで扱われるテーマは、宇宙や物質の根源に迫る素粒子物理学の問題から、原子核の構造や現象、さらに加速器によって生成される粒子を利用した物性科学、加速器の医療応用研究など、多岐に渡っています。

   これらの研究の中心ツールのひとつが、加速器です。光速近くに加速された粒子によって、十兆分の1センチメートル程度の大きさの極微の世界の現象や法則を探求することができます。

   当センターは、例年、大阪大学いちょう祭において実験施設の一般公開を行っています。2024年は核物理研究センターにて施設公開を行います。日程は5月3日(金) 10:00〜 です。

   当日は、当センターが誇る最先端の加速器実験施設を、現役大学院生を始めとする研究者たちが、わかりやすく解説します。あわせて、原子核物理学や加速器科学に関する展示や演示実験も行う予定です。