研究報告

主な研究成果

K^- p反応データの包括的解析

現存するすべてのK^- p反応データを、多チャネル反応理論を用いて包括的に解析し、反応に関する基本量(散乱振幅等)を決定した。特筆すべき点は、広範囲の運動学的領域、様々な非弾性反応を統一的かつ正確に記述するK^- p反応模型を初めて構築したことである。この研究は鎌野助教を中心に推進され、学術論文Phys. Rev. C 90, 065204 (2014)として出版された。
(2014.12)

核子多体系の反応におけるカイラル有効場理論3核子力の効果

核-核弾性散乱において、カイラル有効場理論に基いて導出された3核子力が示す役割を明らかにした。3核子力によって大きな角度での散乱断面積を小さくする効果が生じ、実験値の再現に大きな改善をもたらす。蓑茂氏を中心として推進された本研究は、カイラル有効場理論3核子力を核子多体系の反応へ適用した初めての例となった。この成果は、学術論文Phys. Rev. C 90, 051601 (2014)として出版された。
(2014.11)

ハドロン分子状態の解明

Belle実験で発見されたZbについて、テンソル力で結合するハドロン分子であることを示し、電磁遷移確率の重いクォーク選択則を見出した。この仕事の意義は、ハドロン分子構造にカイラル対称性の動力学が関わることを示し、強い力の南部機構が原子核にとどまらず広く重要になることを示したことである。この研究は保坂教授と大学院生によって主導され、学術論文Phys. Rev. D 86, 117502 (2012)として出版された。
(2012.12)

代理反応法によるマイナーアクチノイド反応データの研究

直接測定できないマイナーアクチノイドと中性子の反応データを、代理反応の測定データを用いて決定する新しい手法を、日本原子力研究開発機構と共に開発した。緒方准教授を中心として進められた本研究では、代理反応で形成される原子核のスピン分布を理論的に予言し、代理反応法の有効性を示した。この成果は、学術論文J. Nucl. Sci. Tech. 48, 1337 (2011)として出版され、関連論文と共に日本原子力学会核データ部会学術賞を受賞した。
(2011.10)

INSPIREによる業績一覧(スタッフ・ポスドク)

アニュアルレポート

2013年度以前の情報

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Presentations

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Last-modified: 2017-04-10 (月) 23:56:26 (163d)