自分はテキストエディタとしてEmacsを使っているので、その中でこれはいいなと思うものを書いた。
環境変数を設定したり、環境変数を設定する上で注意する点などをまとめた。
自分が勉強したコマンドを紹介する。
※パス名とは、ディスク上のファイルの場所を示す名前。あるディレクトリから目的のファイルまでの経路(path)を示す名前。
※UNIX系OSでは、フォルダのことをディレクトリと呼ぶが、ほとんどフォルダのことと変わらない。パス名を書くときはディレクトリ名やファイル名をスラッシュ(/)で区切る。
・先頭がスラッシュ(/)で始まる場合は、「トップディレクトリの中の」を意味する。次の例はトップディレクトリの中の、homeディレクトリの中の、yamadaディレクトリの中の、index.htmlファイルを示す。
/home/yamada/index.html
・現在いるディレクトリをカレントディレクトリと呼ぶが、カレントディレクトリ内にあるファイルは、ファイル名を指定するだけでいける。
また、カレントディレクトリを一つのドット(.)で表すこともある。「このディレクトリの中の」を明示したい場合に使う。
・一つ上のディレクトリへの移動は「二つのドット(..)で表す。
・先頭がスラッシュ(/)で始まるパス名を絶対パス名、スラッシュ(/)以外で始まるパス名を相対パス名と呼ぶ。
PATHを通すとは、コマンド検索パス(コマンドサーチパス)を追加すること!
コマンド検索パスとはシェルがコマンド実行ファイルを探しに行くパスのこと。コマンド検索パスは、環境変数$PATHに設定されているので、echo $PATHとすることで、見にくいが":"で区切られてるので確認することができる。
whichコマンドを使えば、指定したコマンドの実行ファイルがどこに格納されてるか確認できる。
・PATHの通し方:~/.bashrcや~/.bash_profileに以下のコマンドを記述する。
.bashrcと.bash_profile共通で、export PATH=$PATH:追加したいコマンド検索パス
exportでパスを通した後は、sourceコマンドを使って、source .bashrcやsource .bash_profileとしなければPATHが通らない。
IPアドレスは2種類存在し、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスがある。前者は、家庭内や施設内のネットワーク機器で使用するもので、家庭や企業で自由にIPアドレスを割り振ることができる。
※プライベートIPアドレスのままでは、インターネットを利用できない。通常はルータなどの機器で「プライベートIPアドレス」⇄「グローバルIPアドレス」に変換され、インターネットを利用している。
後者は、インターネットなど公共回線でアクセスを行うときに使用するIPアドレスで、インターネットを管理する組織やプロバイダーによりIPアドレスが管理されていて、自由に割り振りできない。(通常はプロバイダーがIPアドレスを割り振りしている。)
※グローバルIPアドレスは同時に世界中に重複しない
⭐️MacでのIPアドレスの検索方法
・Linuxには、ディストリビューションというOSの種類がある。同じLinuxではあるが、少しずつ毛色が違うOSとなっている。Linuxディストリビューションとは、Linuxカーネルに各種ソフトウェアを集めて、システムとして一通りの機能を持ったソフトウェアの集合体のことを指す。
元々Linuxは、Unixを参考に作られておりオープンソース(コードの中身が自由に見れる)ソフトとして世の中に広まった。こういう背景から様々なディストリビューションが存在している。
主要なディストリビューションとして、「Red Hat系」「Debian系」「Slackware系」がある。簡単に特徴を言うと、順番に、「仕事系」、「ユーザーフレンドリー系」、「初心者には難しい系」となっている。
それぞれ有名どころで言うと、Debian系-->Ubuntu、Red Hat系-->Fedora、CentOS(無償)、Red Hat Enterprise Linux(有償) 、Slackware系-->openSUSE、Plamo Linux、Puppy Linuxなどがある。
・LinuxにはGLIBC (GNU C library)(ジーリブと呼ぶ)と言うものがあり、これは各アプリケーションでよく使われる機能を持ったライブラリであり、ほとんどのLinuxアプリケーションはGLIBCに依存する。そのため、ソフトウェア管理などにおいては注意が必要なものである。
利用しているライブラリが変われば、アプリケーションをコンパイルし直す必要がある。よって、GLIBCを変更すると、多くのアプリケーションも再度コンパイルする必要があるため、むやみやたらに変えるのはよくないかもしれない。
Linuxにおけるlibcのバージョンの調べ方について、サーバの種類によるとは思うが、コマンドライン上で$ /lib/x86_64-linux-gnu/libc.so.6をすれば、見ることができる。
フォーマットは主に3種類あり、FAT32、NTFS、exFATがある。それぞれの特徴を記載する。
・まずFAT32だが、これはNTFSと同じようであるが、1ファイルサイズの容量が他の2つが無制限なのに対し、4GBという制限がある。そのため、高画質の動画などを保存するのには適さない。
・続いてNTFSであるが、これは主にWindowsで用いられているフォーマットで、Macではファイルのreadはできるが、writeをすることはできない。このフォーマットは、Windows系OSで使用する目的で開発されたファイルシステム。
・最後にexFATは、FAT32とNTFSの上位互換となるため、迷っている場合などはこれでフォーマットするのがいい。
※勘違いしやすいが、フォーマットとは、データを削除することを指すのではなく、ファイルシステムを初期化し構成し直すことを指す。通常はインデックスという領域で管理されているためファイルの場所が分かるが、フォーマットをすると、このインデックスを削除するためPCからはファイルの場所が確認できなくなる。(つまり、データは削除されているわけではないので、これにより謝ってデータを消してしまった時などに復元することができる。)
【おまけ】ext4というファイルシステムがあるが、これはLinuxのファイルシステムの代表として広く使われている。
※USBメモリが認識されない場合
考えられる原因としては色々あるが、主にはフォーマットがOSに合っていないorパーティションが与えられていないかのどちらかであるような気がする。特にWindowsOSで考えると、デバイスマネージャーなどでは認識されているのにエクスプローラで見れないというのは、後者が考えられると思う。
この場合の解決方法は、このページを参考にした。
・最近WindowsOSで走るソフトをインストールしたが、Windows側の容量がほぼなくデータを蓄積できないという問題に直面した。また、Linux側は容量にかなりの余裕があるため、わざわざLinuxを開かずしてWindows側からデータなどを確認できる方法を探した。その結果方法があったのでここで紹介する。
※ただし、"ドライバーはシステムをクラッシュさせ、予期せずデータを破壊する可能性がありソフトウェアの競合が発生する可能性がある。注意して使用する必要があり、ご自身の責任で使用してください!"とのこと。
・具体的には、このページに記載されているExt2Fsdを使用することでできた。設定方法などは先ほどのリンクを参照して欲しい。
・見方としては、/sys/block/sd○/queue/rotationalを確認することで、使用しているディスクがHDDかSDか知ることができる。返り値が"1"の場合はHDD、"0"の場合はSSDになる。
また、lshwコマンドを使用することで、ディスクの型番を調べることもできる。具体的には、sudo lshw -c diskで取得可能。
例えば、/mnt/配下のDドライブをmountしたければ、sudo mount -t drvfs D: /mnt/dとすれば良い。(そもそも/mnt/dのディレクトリがなければsudo mkdir /mnt/dとしてディレクトリを作る。)
デフォルトだと、rmコマンドを使用するとゴミ箱を経由せずに直接削除されるので、間違えてrmを実行すると大変なことになる場合がある。
そこで、trash-cliというコマンドを導入することで、rmしたファイルがゴミ箱に移動するように設定する。インストールの手順は以下の通り。
1. sudo apt install git (これはgitがインストールされていない場合のみ)
2. git clone https://github.com/andreafrancia/trash-cliを実行し、trash-cliをダウンロード
3. cd trash-cliでダウンロードしたディレクトリに移動
4. sudo python setup.py installを実行し、trash-cliをインストール
上記の手順終了後、rmコマンドをtrash-cliで置換する。~/.bashrcに以下を追記する。
if type trash-put &> /dev/null
then
alias rm=trash-put
fi
使用方法は、
・ゴミ箱にあるファイルの一覧表示:trash-list
・ゴミ箱にあるファイルを元に戻す:trash-restore
・ゴミ箱を空にする:trash-empty
・ゴミ箱の中のファイルを完全に削除:trash-rm {ファイル名}
デフォルトではデスクトップに保存されるが、これをたとえばピクチャに変更したいとする。その場合は、下のように「~Pictures/」を指定する。
defaults write com.apple.screencapture location ~/Pictures/;killall SystemUlServer